崎陽軒のミニ紙バッグ
崎陽軒のシウマイの包装紙で、ミニ紙バッグを作ってみた。
包装紙全体は、こんな感じだ。
どこを採用し、どこを諦めるか。ミニ紙バッグを作る際、最大の問題はそれである。
「崎」のマークや「横濱驛 崎陽軒製」「横濱名物」「シウマイ」の文字、竜の絵。どれも使いたいが、どれかは捨てなければならない。
悩んだ末、「横濱名物」と竜の絵は諦めた。完成品がこちら。
持ち手にも赤白の縞を入れてみた。
大きさ的には、ひょうちゃんをプレゼントするのにちょうどいいのでは?
今回、じっくりと崎陽軒の包装紙を見たのだけれど、龍の絵がどうなっているのか理解するのに、しばらく時間がかかった。みなさんは、すぐにわかります?
パッと見、竜であることはすぐにわかる。でも、頭って、どうなってるんだろう?
崎陽軒のシウマイは何度も買っているけれど、龍が気になったのは、今回が初めて。ツノを頼りに、頭の位置関係を辿っていく。ツノの付け根にある黒丸は目だろう。その左上が鼻先か。ずいぶんと細い顔だ。……いやいや、目の右下辺りに、カーブを描く線がある。これは……口だ!曲線を辿れば、下顎が見えてくる。歯があり、舌を出している。
そこまではわかった。次に気になるのは「前脚」だ。頭の下に、前脚らしきものがあるが、これはどこにどう付いているのか? この混乱は「横濱驛 崎陽軒製」の文字が、体の一部を隠しているからかもしれない。「横濱驛 崎陽軒製」の左側に見える脚は、右前脚である。龍が体をうねらせているので遠近感がわかりづらいが、頭の下に伸びているのは、左前脚だろう。付け根は体の向こう側に隠れているのだ。
ふー。これでスッキリ。
と思いきや、頭の上に描かれている後ろ脚! これはいったい、どうなっているのか? 「横濱名物シウマイ」に隠れてしまい、わからない。そもそもこの龍、脚は4本だよね?
そんなことを考えているうちに、いつの間にかシウマイを食べ終えているのであった。
来月、南越谷のサンシティホールで豆本のワークショップを開きますが、ミニ紙バッグも作ります。当日、いろんなミニ紙バッグを展示予定。
ご興味のある方は、こちらのサイトをご覧ください。