続・どんぐりも背くらべ

童話作家・九十九耕一のブログ

豆本手帳に掲載!

f:id:korukun9951:20210516144316j:plain

 遅ればせながら、日本豆本協会に入会し、会員証をいただきました。会員証も豆サイズ。しかも手作り!

 今回、入会のきっかけとなったのが、会報「豆本手帳」第10号に、コルクンたちの豆本を掲載してくださったこと。掲載にあたり、入会は必須条件ではありませんでしたが、ずっと気になってはいたので、いい機会だと思い、申し込んだ次第であります。

 先日、掲載号が届きました。

f:id:korukun9951:20210516144832j:plain

 ジャーン! 表紙にもコルクン、載っています!
 掲載ページがこちらでーす。

f:id:korukun9951:20210516145020j:plain

 今号の特集は「現代日本豆本作品名鑑2020」ということで、知り合いの豆本作家さんたちの作品も多数載っていて、嬉しかったなぁ。コルクンたちも、大喜びしています。

 日本豆本協会にご興味のある方は、こちらの公式サイトをご覧ください。
フロント (mamehonkyo.net)


ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村


人気ブログランキング

ゾートロープ作り

f:id:korukun9951:20210418155707j:plain

 100円ショップのダイソーで、手回し式の扇風機を見つけました。
 そして、隣接するスーパーではQBBの6Pチーズが特売!
 これはもう、あれを作るしかありません。そう、ゾートロープです。

f:id:korukun9951:20210418162940j:plain


 ゾートロープとは、日本語で言えば「回転式覗き絵」。ゾエトロープとも言うそうです。動きがつながるように描かれた絵や写真を内側に置いた装置です。くるくる回すと、装置に作られた隙間から一瞬見える絵が、まるで動いているかのように見えるというもの。アニメーションの原点みたいなものですね。
 偉そうに解説していますが、見たことはあっても、作るのは初めて。さあ、どうなるでしょうか?

 まずは6Pチーズのフタの内側円周を測ってみました。およそ340mm。どのメーカーも、だいたい同じではないでしょうか?
 12コマの絵を入れるとすると1コマの幅は約28mm、「隙間」を3mmとすると、25mmということになります。幅から考えて、絵の高さは20mmとしました。適当なんですけどね(^^;
 内側はこれでよしとして、次は外側、「隙間」を刻んだ、黒い帯状のものを作らなくてはなりません。こちらの高さは、絵の倍、40mmに。絵の幅に合わせ、隙間を切り出していきます。

f:id:korukun9951:20210418164541j:plain


 コルクンが躍るゾートロープを作りたいので、コルクンにどんな動きをさせるか、下絵を描いて考えます。

f:id:korukun9951:20210418164223j:plain

 動きが決まったら、コルクンの撮影会。

f:id:korukun9951:20210418164717j:plain

 パソコンで編集してプリントアウト。

f:id:korukun9951:20210418164834j:plain

 扇風機と6Pチーズのフタをくっつけます。この扇風機は、顔にあたっても大丈夫なように、羽が柔らかい素材で作られています。安全なだけでなく、工作にも好都合!
 ゾートロープ本体を外せば扇風機としても使えるように、マスキングテープを貼りました。

f:id:korukun9951:20210418165207j:plain

 これに、隙間を切り出した黒い帯状の紙をはめ、その内側に帯状に並ぶ絵をはめたら完成!

f:id:korukun9951:20210418165410j:plain

 さあ、さっそく試写会です!


www.youtube.com

  うーん……写真が小さくて、見づらいですね。改良が必要です。
 まず、写真を大きくしてみます。それにはコマ数を減らして、1コマの幅を広げなくてはなりません。12コマを8コマにして、幅40mmにしました。

f:id:korukun9951:20210418165653j:plain
 隙間の幅も3mmから5mmに広げます。隙間の長さも、6Pチーズのフタの縁ギリギリまでにしてみました。今度はどうかな?


www.youtube.com

 まあまあじゃないでしょうか? 残る問題は、回転のスピード調節。ハンドルをちょっと回しただけでも、かなり早く回ってしまいます。
 そりゃそうですよね、手回し式の扇風機を利用してるんですもん。ハンドルを軽く回しただけで羽がいっぱい回ってくれないと、涼しくないですもんね(苦笑)。

 というわけで、ちょっとコツが必要かもしれませんが、ゾートロープ、完成でーす!

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村

人気ブログランキング

アーノルド・ローベル展

f:id:korukun9951:20210321170803j:plain

アーノルド・ローベル展」に行ってきました。アーノルド・ローベルと言えば、がまくんとかえるくんのシリーズで有名ですね。チラシによれば、彼らが誕生してから50年。なんと、同い年ではないですか!

f:id:korukun9951:20210321171058j:plain

 開館と同時に入館。朝一に来た甲斐あって、館内は空いていて、ゆっくり見ることができました。驚いたことに、撮影OK! ガラスの反射でなかなかうまく撮れないとは言え、すごくないですか?

 原画や、アイデア案がずらりと並んでいます。興奮します!

f:id:korukun9951:20210321171238j:plain
 印刷ではなかなかわからない、細かな部分まで見られました。

f:id:korukun9951:20210321171258j:plain

 原画が見られるのも嬉しいのですが、おもしろいのは編集者とのやり取り。アーノルド・ローベルの絵本は、編集者との二人三脚で出来上がっていることが、よくわかりました。
 例えば、がまくんがかえるくんの元にアイスクリームを持って行く場面。溶けたアイスクリームががまくんに雪崩れてくる場面は、最初はアイスクリームひとつだったようです。f:id:korukun9951:20210321172816j:plain

 編集者の意見を取り入れ、ふたつに修正。どうにもならない状況が、より伝わってきますね。

f:id:korukun9951:20210321171150j:plain

 これまで手紙をもらったことのないがまくんが、初めての手紙を受け取る場面も、最初はひとりだったみたいです。でも、完成形ではふたりで受け取っていて、すごく優しい空気に包まれています。

f:id:korukun9951:20210321171216j:plain

こうしたやり取りがわかるような展示がされていました。たいへん興味深いです。

f:id:korukun9951:20210321173049j:plainf:id:korukun9951:20210321172946j:plain
 編集者の意見を取り入れることもあれば、拒否することも。「いいものを作ろう!」と、同じ方向を向いている者同士の、信頼関係が伺えます。

f:id:korukun9951:20210321173014j:plain

 編集者は指示だけでなく、自分の感想も書いているところに、愛を感じます。
「So lovely!」なんて原画の脇に書かれていたら、作者も思わず微笑んでしまいますよね。
f:id:korukun9951:20210321171311j:plain

 今回驚いたこと。原画って、カラーじゃないんですね! 印刷の段階で色をつけているのだそうです。

f:id:korukun9951:20210321174124j:plain


「がまくんとかえるくん」以外の作品の原画も展示されていました。私は知らなかったので、新鮮でした。
f:id:korukun9951:20210321173737j:plain

 恐竜も!

f:id:korukun9951:20210321173928j:plain

 アーノルド・ローベルは挿絵もたくさん手掛けているそうです。作品に合わせて、画風も変えていたそうです。

f:id:korukun9951:20210321174614j:plain


 こちらは、趣味で作った刺繍絵。

f:id:korukun9951:20210321174702j:plain
 加藤久仁生さんの手によるアニメーションの上映もあり、子どもたちが釘付けになっていました。

f:id:korukun9951:20210321174739j:plain

 館内のルート表示もかわいい。かえるの足跡もあって、わかりやすですね。

f:id:korukun9951:20210321175336j:plain

がまくん、かえるくんと記念写真。

f:id:korukun9951:20210321175429j:plain


 色の話をするときに、いつも私の頭を過るのが、色を生み出した魔法使いの話。「昔、そういうお話の絵本を読んだことがあるなぁ」と思っていたのですが、アーノルド・ローベルの作品でした。思いがけず、すっきり。今度、書店で買おう。

f:id:korukun9951:20210321181036j:plain


 カフェでお茶もしてきました。クッキーは、ミュージアムショップで買ったもの。カフェで食べるのは反則ですよ(たぶん)。

f:id:korukun9951:20210321175553j:plain


 エリック・カールの『はらぺこあおむし』の垂れ幕でも記念写真。顔ハメではありませんが、なんとかはまってみました。

f:id:korukun9951:20210321175955j:plain


 PLAY!MUSEUMのすぐ近くにはIKEAがあります。ここでは、ソフトクリームが50円!
 せっかくなので、「がまくんとかえるくん」の一場面を再現してみました。

f:id:korukun9951:20210321180240j:plain

 開館と同時に入ったので空いていましたが、出てきてみると入館待ちの行列! 再入場可なので、もう一度見るつもりでしたが、諦めました。
 本当に、楽しい展示でしたよ。

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村

人気ブログランキング

服部半蔵と『君の名は。』

f:id:korukun9951:20210220130714j:plain

 平日に休みが取れたので、あまり人が集まらなさそうなところへ、久しぶりのお出かけ。今回、四谷にある西念寺にお参りしてきました。トップの写真でもおわかりになるかと思いますが、このお寺には、服部半蔵のお墓があります。
服部半蔵」で、私が思い浮かべるのはこの姿。

f:id:korukun9951:20210220131011j:plain

影の軍団』で、千葉真一さん扮する忍者の棟梁。中学生のときに熱心に観ていたドラマです。「あんなものは時代劇じゃない」と言われる方もいます。なにせ、シリーズ終わりのほうになると、忍者服が迷彩柄だったりしますからね(苦笑)。でも、このドラマを「時代劇」というくくりで観るほうが間違っている! 『影の軍団』はJACの忍者を観るドラマなのです!
 それはさておき。こちらが西念寺です。服部半蔵が、徳川家康の嫡男・信康の供養のために開創したお寺です。

f:id:korukun9951:20210220131502j:plain

 本堂の脇に、服部半蔵のお墓があります。
 服部半蔵徳川十六神将のひとり。「服部半蔵」としては2代目だそうです。
 お参りの際、「関の戸」というお菓子をお供えしてきました。このお菓子を作る三重県の深川屋は、なんと忍者の末裔。服部半蔵と親戚筋なのです。
 f:id:korukun9951:20210220131642j:plain

 本堂には阿弥陀如来像が置かれ、その隣の部屋に服部半蔵の槍が安置されています。窓ガラス越にしか見ることはできませんでしたが、なんとか目を凝らして見てきました。

f:id:korukun9951:20210220135759j:plain

 半蔵のお墓と本堂の間を入ると、信康の供養塔があります。
f:id:korukun9951:20210220135714j:plain

 信康は武田勝頼に内通していると織田信長に疑いをかけられ、家康の命により切腹となりました。服部半蔵介錯を命じられるも、泣き崩れてしまい、止む無く別の武将が介錯をすることに。半蔵は、大切に持っていた信康の遺髪を埋め、その上に供養塔を建てたそうです。家康が江戸に入り、江戸城を築くのを見届けたのち、信康供養のため仏門に入ったとされています。
(聞きかじりなので、誤りがあるかもしれません)

 お参りを済ませたら、駅方面に少し戻りまして。
 四谷に来たからには、ここには寄らないと!
 わかばで、焼き立てのたい焼き! しっぽの先まで、おいしいあんこが入ってます!

f:id:korukun9951:20210220140050j:plain

 行ったり来たりする行程になりますが、今度は須賀神社へ。四谷の総鎮守の神社です。ご祭神は須佐之男命と宇迦之御魂神。

f:id:korukun9951:20210220141034j:plain

 拝殿の中には三十六歌仙の絵が飾られています。外からではちょっと見づらいのですが、なんとか見てきました。

f:id:korukun9951:20210220142844j:plain


 末社として大国主命も祀られています。

f:id:korukun9951:20210220141305j:plain

 今年はまだおみくじを引いていなかったので、引いてみました。縁起物が入っているおみくじを引いてみると……大吉! しかも13種ある縁起物のうち、大黒様を引き当てました! 大黒様に手を合わせた後に大黒様が来てくれるなんて、高まるわ~!

f:id:korukun9951:20210220141843j:plain

 境内社に稲荷神社もあったので、こちらへもお詣り。

f:id:korukun9951:20210220141937j:plain

 稲荷神社ですが、神狐ではなく、狛犬がいました。なかなか味のある狛犬だと思います。

f:id:korukun9951:20210220142606j:plain

 帰ってきてから知ったのですが、神社の脇に急な階段(男坂)があって、ここはアニメ映画『君の名は。』の場面にも使われてる場所だそうです。知らなかったから、ぜんぜん見てこなかったわー。残念。

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村


人気ブログランキング

ムーミンブックカバー

f:id:korukun9951:20210208104759j:plain

 バレンタイン商戦真っ只中。かわいい箱がショーケースに並び、見るだけでも楽しいですね。
 メリーチョコレートは毎年、ムーミンとのコラボチョコを出しています。今回、このパンフレットで、文庫本カバーを作ってみました。かわいいでしょ?

 作り方をご紹介します。
 材料はメリーチョコレートのパンフレット1枚。読み終わったら捨てちゃうなんて、もったいないかわいさです。 

f:id:korukun9951:20210208105313j:plain

 広げると、こんな感じ。

f:id:korukun9951:20210208105527j:plain

 これを、3枚に切り分けます。

f:id:korukun9951:20210208105617j:plain

 ブックカバーには上の2枚を使います。下の商品紹介ページはいらないのですが、糊を塗るときに下敷きにするといいですよ。
 うちでは製本用ボンドを使っていますが、木工用ボンドでもOK。剝がれなければ、なんでも大丈夫です。
 上の写真の左右を入れ替える形で、紺色の部分を貼り合わせます。のりしろは5~10mmくらい。ムーミンの絵柄のほうが上になるように貼るといいかと思います。

f:id:korukun9951:20210208110211j:plain

 文庫本と合わせてみて、天地左右のバランスを考えます。ムーミンの絵が活きる感じにレイアウトします。
 ひと口に「文庫本」と言っても、出版社によって少し高さが違います。カバーを使い回すことを考えたら、一番高さのある文庫本に合わせるのがいいですね。光文社文庫なんかは、けっこう高身長。

f:id:korukun9951:20210208110554j:plain

 まずは正面の位置を決めましょう。左端は「MOOMIN」の文字が切れないように折りました。

f:id:korukun9951:20210208110535j:plain

 左端の折り目に合わせ、文庫本を巻いてみます。本の端に合わせて、裏表紙側も折ります。包む本の厚みによって裏表紙の折り目は変わってきます。使えば使うほど折り目が増えることになりますが、そこは仕方ないですね(;^_^A

f:id:korukun9951:20210208111134j:plain

 本を出してカバーを伸ばし、次は天地を折ります。パンフレットの大きさ的に、折り幅が短くなってしまいます。ちょっと折りにくいですね。
 地の折り目は、赤いチェックのほんの少し上くらい。チェックの線を目印に定規を当て、いったん谷折りしてから山折りに折り返すときれいにいくかな?
 折るときに、紙の端を持ち上げるのは、意外とやりにくいものです。カッターマットなどの端から紙が少しはみ出すよう置いておくと、持ち上げやすいですよ。

f:id:korukun9951:20210208112146j:plain

 もう一度文庫本を折り目に合わせて置いて、天の折り目を決めてください。
 はい、こんな感じに折りあがりました。

f:id:korukun9951:20210208112306j:plain

 あとは文庫本を包めば、できあがり。

f:id:korukun9951:20210208112414j:plain

 裏表紙はこんな感じでーす。

f:id:korukun9951:20210208112448j:plain

 それでは、楽しい読書時間をお過ごしください。


ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村


人気ブログランキング

ワークショップ用豆本新作!

 ワークショップ用の豆本に『コルクンとのたのしいせいかつ』という作品があります。
 その中で
「あける まえの コンビーフの かなぐを とられたときは、 ほんとうに こまりました。」
という文章と、下の写真が使われています。

f:id:korukun9951:20210102172658j:plain

 しかしですよ。コンビーフの金具、昨年、無くなってしまったんですよね~。
 この豆本テキストを発行した当初ですら、小学校低学年の子には「コンビーフの金具って、なに?」と言われていたのですが、現物が無くなってしまったとあっては、もはや時代にそぐわない作品になってしまいました(泣)。

f:id:korukun9951:20210102173553j:plain


 というわけで、この豆本テキストは、ワークショップ用としてはお蔵入りとすることにしました。
 ただ今それに代わる、新たな豆本テキストを製作中。
 タイトルは『コルクンと かおハメパネル』!
 乞う、ご期待!

f:id:korukun9951:20210102173856j:plain




 

2021年は喪中です

 2020年は、世の中的にも個人的にも、ひどい年でした。
 言うまでもなく、新型コロナウイルス。それに対する、世界的に見ても恥ずかしい政策。
 そんな中、父が心不全で亡くなりました。遠方の親戚は、最期のお別れに来ることができず、嘆いていました。

 ところで、私の年賀状は毎年、縦書きに短い詩のようなものを書いてまして、各行の一番上と下を詠むと新年のメッセージになるようになっています。
 今年は喪中で年賀状は出しませんでしたが、毎年楽しみにしている方もいるので、喪中ハガキに書かせてもらいました。
 悲しみの中にあっても、いたずら心は持っていたいものです。

f:id:korukun9951:20210102172044j:plain