続・どんぐりも背くらべ

童話作家・九十九耕一のブログ

ちゃお買

 四十半ばにして、初めて「ちゃお」を買いました。

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「ちゃお」とは、女の子向けのマンガ雑誌。なぜ、子どももいないおっさんが買う気になったのか? それは、付録がライトボックスだったからなのです。
 仕事関係で、たまーに「ライトボックスがあったら便利だな」と思うことがあります。でも、ホントにたまにだから「よし、買おう!」という決断に至らない。
 ところが、たまたま今月号の「ちゃお」の付録がライトボックスであることを知りました。「ちゃお」の値段は570円。これは買うべき!
 というわけで、売り切れないうちに本屋へ走りました。
 無事購入できたのですが、相方がさっそくライトボックスで遊び始めました。

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「いい大人が……」と思ったものの、もうひとつの付録「ペーパークラフト・デッサン人形」に食指がうずく。これはもう、作るしかないでしょう! 仮にも豆本作りでワークショップの講師をしている身。完璧に作らなくてはなりません!
 自然と気合が入り、工作スタート。本気です! 糊付けは製本用ボンドを使用。

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 しかし、子ども向けの工作とは言え、これはなかなかのものですよ! 設計した人はすごい!「精工に」という思いと「誰でも作れるように」という思いが伺えます。作る過程を、できあがったときの満足感を、楽しんでもらいたいと思って設計してるんだろうなぁ。勉強になります!
 ごらんください! 左右の間違いなどがないよう、接続部分をマークと色とで指示する明確さ!

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 感動しつつ、本気で作ったので、1時間以上かかりました(^_^;) 自分に子どもがいて「お父さん、いっしょに作って~」と言われたら、明らかに失格なこだわり加減。子どもそっちのけで熱中してしまう、あまりよろしくないタイプの親になっていたことでしょう。
 紙で、簡単に設計されているので、動きに制限はあります。例えば、横に腕を広げる、といったポージングはできません。でも、けっこう動くよ、これ。

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 マンガが読めて、ライトボックスがついてて、工作を楽しめて……570円、安い!

 論語では「四十にして惑わず」と書かれていることから、40歳を「不惑」と言いますが、私の場合「四十半ばにして、ちゃおを買う」ということで、45歳を「ちゃお買」と呼ぶこととします。


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