日本国宝展
昨日、上野・東京国立博物館で開催中の「日本国宝展」を見てきました。
http://kokuhou2014.jp/index.html
この日は午後8時まで開館しているというので、お昼過ぎに家を出る、のんびりスタート。展示会場の平成館は混むでしょう。遅めに家を出て、本館から見て回り、それから平成館に行けば、きっと混雑の波もおさまっているだろうという読みであります。
上野の森美術館では「北斎展」が開催中だそうで、ものすごい長蛇の列! 国宝展もこんな状態だったらまいっちゃうな、と思いつつ、東博へ。幸いなことに、そこまでの混雑ではなく、よかった、よかった。それでも平成館は入場制限がかけられていて、40分待ち。
予定通り、本館から見て回る。国宝展以外も楽しいですよ。
本館5階では「東アジアの華 陶磁名品展」が開催中だった。
http://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1678#top
平成館に向かったのは16時。
あれ? 行列がぜんぜん減ってない。40分待ち。
仕方ないので最後尾に並ぶ。雨じゃなくてよかった! 入館できたのは、きっかり40分後。
「玉虫厨子」は、どこかに玉虫の羽が残ってないかと目を凝らすも、残念ながら見つけられず。
「緑地彩絵箱」のデザインに、相方がメロメロ。奈良時代のものですが、かわいいデザインなんです。ミュージアムショップでも、このデザインのバッグとか売っていたけれど、なんだか色味が違っていて、安っぽく見えてしまった。あの色合いのまま再現できなかったかなー。
正倉院の琵琶は、すんごく美しかった! 螺鈿の花の中央部分は琥珀かな? ため息出ちゃいますね、こりゃ。
土偶はロマンを感じます。子どものころから、土偶とか埴輪が好きです。小学6年のころ、埴輪が作りたくて「焼き物クラブ」に入ってました。
「合掌土偶」と「縄文のビーナス」が展示されておりました。合掌土偶は、存在感ありますね~。不思議な服装です。当時の人は、どんな服を着てたんでしょう?
21日からは、さらに3体の土偶が展示されるそうです。「仮面の女神」も見てみたかったなー。
仏像コーナー。多聞天立像は迫力あります! 圧倒されますね。
「勢至菩薩坐像」と「観音菩薩坐像」は、横からみると、少し前のめりになっている。そのまま滑り出して、極楽まで連れて行ってくれそう。本当に滑らかに前進している見えました。
「善財童子立像」は、昨年国宝に指定されたばかり。文殊菩薩を振り返った姿が、なんとも愛しげですな。
たいへんな混雑で、じっくり見ることはできなかったけれど、楽しかった!
外に出ると、すっかり日が暮れてました。
この日は大規模なイベントの日だったようで、上野公園には特設ステージが設けられておりました。
東博本館の壁もスクリーンになって、浮世絵とか、土器とか、仏像とか、展示物を映し出してましたよ~。
ミュージアムショップで買うのを楽しみにしていた「土偶ビスケット」が売り切れだったのが残念無念!