大英博物館展&インドの仏
上野の東京都美術館で開催中の「大英博物館展」と、東京国立博物館で開催中の「インドの仏」。このふたつの展示をハシゴすることに!
美術館や博物館のハシゴは、正直言ってキツイです。頭が飽和状態になることは目に見えているので、できればそういうことはしたくない。でもでも、カレンダーと相談すると、そうせざるを得ない。そんなときもあります。
と言うわけで、まず「大英博物館展」へ。大英博物館から、100点の展示物が来ているそうで。
展示物の中に、映画『ハリー・ポッターと賢者の石』にも登場したチェスの駒があると聞いていた。なんと、そのチェス駒が入口前でお出迎え。記念撮影用に、大きく作られたものです。撮らないわけにはいきませんね~。クイーンのポーズでパシャリ。
中は当然、撮影禁止。
いやー、なかなか興奮しました。世界史の授業で習った文明や都市の名前が、次々に出てくるわけでして。「これが、あの!」と、何度も思うわけです。
チラシには、アメリカ先住民のパイプとして、カワウソがモチーフとなったものが載っていたけれど、個人的には猫モチーフのパイプのほうが好きだったなー。
100点って、けっこうな量です。思っていたほどには混んでなくて、そこそこじっくり見られたこともあるけれど、頭に流れ込んでくる情報量は、すごいものですよ。
ひと通り見て出口に差し掛かると、販売コーナーがあります。お決まりですね。
チェスの駒は欲しいけれど、グッズはそれなりのお値段がするので、諦めるしかない。と思ったら、350円で手に入る可能性が!
展示品6種が、小さなフィギュアになって売られていました! その中に「キング」の駒も! ただし、カプセルの中に収められ、どれが当たるかはわからないという、くじ引き方式。悩んだ結果、1個買ってみることに。念を込めてカプセルを選ぶ。さて何が当たるでしょうか……。
願いを込めてカプセルを開けると……やりました! キングです! 背後も精工に再現されてるじゃありませんか! いやー、勝負に出てよかった!
お昼休憩を挟んで、今度は「インドの仏」へ。
「なんだ、すいてるじゃん」と思ったら、中が混んでました。……いや、混んでると言うほどでもないのかもしれないけれど。
展示物はほとんどが緻密な彫刻。なので、誰だって近くでじっくり見たいわけです。どうしたって、列が進まない。列を離れ、後ろの方から覗き見ようとすると、今度は細かい部分が見られない。悩ましい展示です。
でもね、学芸員の愛は感じる展示なのです。解説の文章が面白いし、そこかしこに「見てもらおう。見てもらいたい」という気持ちを感じるのです。
ひと通り見終わって、中庭で休憩。ここにある大きな木は「ユリノキ」というのだそうで、明治14年からこの場所を見守っているのだとか。
立派な木で、大好きです。
ちょうど花の時期なのだけれど、どういうわけか、花や蕾が、ポタポタと落ちてくる。木が自分の体力と相談して、間引いてるのかな? 落ちてきた花をパチリ。
この後、本館の展示も見てきた。日本の仏像も見てきましたが、インドの仏像を見た後だと「おや?」と思いますね。雰囲気がぜんぜん違う。
思うに、日本の仏像は、顔立ちが日本人なんだなー。なんか、ほっとするような感じがしました。
いやー、しかし、ハシゴはキツかったです!
美術館、博物館の展示は、じっくり見て、その後はお茶しながら反芻するのがちょうどいいようで。
帰りに、池袋西武で開催中の「全国味の逸品会」を覗く。「京ばし松輪」のアジフライ定食が目当てなのだけれど、各日限定300食だというので、あまり期待はせずに行ってみたところ、まだあった! しかもタイミングがよく、並ばずに注文することができた!
小振りなアジフライに、大根おろしとおろしわさびを乗せ、醤油をちょっとだけたらして食べるのが、このお店の食べ方。
アジフライ、軽やかです! 私の感想としては、ご飯のお供に食べるのはもったいない。ご飯の味に、ふわっとしたアジの味や香りが消されてしまう気がします。なので、アジはアジで楽しみ、ご飯は漬物と味噌汁でいただきました。おいしかった!
帰宅後、盛りだくさんだった一日を振り返る。お供は谷中・喜久月の柏餅、あを梅、みそまんじゅう、柚子もち。どれもおいしいなぁ。味噌餡、最高!