続・どんぐりも背くらべ

童話作家・九十九耕一のブログ

雑司ヶ谷散歩 鬼子母神堂

 威光稲荷を後にして、鬼子母神堂へ。こちらも威光稲荷と同じく、法明寺の境外仏堂だそうです。

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 仏に諭され、帰依したので「鬼」の文字には角がありません。
 学生時代に何度も通りかかったのですが、当時は興味がなかったので、じっくり見て回ることはありませんでした。今日はきちんとお参りです。法明寺の方から来たのですが、ぐるりと回りこんで正面からお参り。正面には仁王様がいます。

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 お参りを済ませ、御朱印をいただきました。目の前で書いてくださるので、ちょっと緊張します。

 狛犬ですが、ちょっと頭頂部が気になりました(^_^;)

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 これは角の跡でしょうか? にしては、どちらの頭頂部もこのようになっています。普通、片方が狛犬(角あり)で、もう片方は獅子(角なし)ですよね? どちらも狛犬だったのでしょうか? それとも、長年の雨だれで窪んだところを埋めた跡でしょうか?

 境内には奉納された力石のほか、茶釜もありました。

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 そして、鬼子母神と言えば、柘榴ですよね。子どもを取って食らうという恐ろしい鬼だった鬼子母神。お釈迦様に千人いる我が子の末っ子を隠され、子を失う悲しみを知り、恐ろしい行為をやめます。「どうしても子どもを食べたい衝動にかられたら、これを食べなさい」と渡されたのが柘榴の実ですね。
 柘榴が実る季節ではありませんでしたが、枝には実が残されていました。

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 鬼子母神堂は雑司ヶ谷七福神のうち、大黒天を祀ってもいるんですね。七福神巡りで訪れる人もいるようです。

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 境内には武芳稲荷もあります。

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 正門近くにあるイチョウの木。立派です!

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 この日は境内に屋台が並んでいたため、埋もれてしまっていましたが、古くからある駄菓子屋さんも忘れちゃならないですね~。

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 なんか買えばよかったかなー。次の機会には、ぜひ。


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雑司ヶ谷散歩 威光稲荷

 すぐに終わる用事のために、池袋まで行くことになりました。とんぼ返りももったいないので、ちょっと散歩をすることに。
 学生時代、ちょいちょい通りがかった雑司ヶ谷鬼子母神堂。そのころは神社仏閣に興味がなく、ただ通り過ぎるだけでした。いい機会なので、お参りすることにしました。

 池袋駅からジュンク堂の脇を曲がり、細い道へ。何度も通った道ですが……あれ? こんなところにお稲荷さん? 「威光稲荷尊天」とあり、奥に赤い鳥居が並んでいます。
 抜け道みたいな細い道の途中に、突然ある感じです。でも、向かい側の壁の向こうは、法明寺のお墓。そんなに不思議でもないですね。

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 何度も通った道ですが、これまで興味がなかったので気づかなかったようです。せっかくなので、お参りしました。
 小さなお堂なのだろうと思ったら、ちょっと意外。細い参道はなんどか折れ曲がり、最後は階段。奥行きがありました。

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 階段を上ると、お堂があります。

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 ちょっと「わぁ」という、嬉しい気持ちになりました。拝殿左手に下りの階段があり、苔のじゅうたんが広がっているのが見えたからです。ご挨拶を済ませ、階段へ。

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 なんとも心地いい空間です。
 ご神木も階段を下りたところにあり、その周りにもお堂があります。
 ちょっとユニークなお顔の神狐。

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 こちらは躍動的な神狐。お鼻が欠けてしまっています。古い神狐なのでしょうね。

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 さらに古そうな神狐。もうお顔がありません。

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 こうした像を気味悪がる人もいますが、私は愛おしく思います。欠けてなお、大切にされてきた時間を感じるのです。石の体は仮初のもので、白く輝く本体が、近くに凛と座っているような気がします。
 ここでは御朱印がいただけました。受け付けに声をかけると、わざわざ法明寺の方を呼び出してくださるみたいです。ご足労おかけいたしまして、ありがとうございました!


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日本橋三越 第71回全国銘菓展

 茶碗の展示を観ると「帰ったら抹茶を」と思ってしまいますね。そして抹茶を飲むのであれば、おいしい和菓子もほしいところです。
 そんなわけで、日本橋三越にやってきました。ちょうど「第71回 全国銘菓展」が開催中だったのです。
 うーん、おいしそうなお菓子が大集合していて、目移りしますな。
 そんな中、こんなお饅頭を買いました。

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 ほんのり三色の表面。割ってみると、色鮮やか! 丸芳露本舗 北島の「spring has come」というお饅頭。こちらは佐賀の、丸ぼうろが名物のお店です。

丸ぼうろ 丸芳露 まるぼうろの北島 ホームページ

鳩サブレー」でおなじみの豊島屋も、こんなかわいい生菓子を出していました。こちらは「花かご」。

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 なんともかわいらしいお菓子です。白餡の上品な味が、見た目とぴったり!
鳩サブレー」の一番大きい缶をいつか買うのが夢なのですが、そのときはぜひ、鎌倉の本店で、と思っております。

鎌倉の味 鳩サブレー 豊島屋


 今回一番驚いたのがこの美しいお菓子。

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美女と野獣』に出てくるバラのようですね!
 こちらは岐阜・つちやの「so-bi」というお菓子です。

柿羊羹、などの柿を使った御菓子、季節の御菓子を販売する柿羊羹のつちや


 眺めたあと、お菓子をナイフで切ろうとしたところ、なんだか不思議な感触。透明部分は寒天ですが、このバラの食感、砂糖の結晶みたいです。ざりざりと感じが、とても不思議。そしておいしい! 銀箔も使われており、1個で800円+税という、なかなか高価なお菓子ですが、その価値のあるお菓子だと思います。思い切って買ってよかった!

 購入したお菓子はまだまだあるのですが、まずは日持ちしないお菓子をいただきました。他のお菓子のご報告は、また後日ということで。

mitsukoshi.mistore.jp



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「茶碗の中の宇宙 樂家一子相伝の芸術」展

 東京国立近代美術館で開催中の「茶碗の中の宇宙 樂家一子相伝の芸術」展を見てきました。

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 茶道の心得があるわけでもなく、茶碗の良し悪しなどわかりませんが、観れば観たでおもしろいものです。
 今回の展示は樂家15代と次期16代の作品がずらりと並び、田中宗慶、本阿弥光悦の作品まで展示されるという、なんだかものすごい企画なのです。……テレビやらチラシやらの情報をまとめると、そんな感じです(^_^;)
 私のような、よくわかっていないものが観ても、一子相伝の茶碗が歴代ずらり、あたたたたと並んだ様は、やっぱりおもしろいです。

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「一子相伝」と聞くと、「技術を受け継いで」というイメージがあります。確かに技術は受け継がれているのでしょう。けれど、作品はそれぞれ、みんな違う雰囲気でした。「これが一子相伝? 違う流派じゃないの?」と思えるほどです。「不連続の連続」とも言われているそうで、個性際立つ感じでした。
 そんな中、千利休の依頼で作った、初代・長次郎の茶碗は、なんと個性をそぎ落としたものか。そんなことを私が感じるのは、入館して最初にめにするのが獅子だからです。神社の狛犬的な感じの作品で、お尻を上げ、今にも跳びかかってきそうな力を感じました。縄文式土器に感じるような力強さです。
 それが茶碗になると、すっと静かになる。すごいなと思いました。
 現代の当主・15代吉左衛門の作品は「こりゃ、飲みにくい!」という感想でした。茶碗にあって「飲みにくい」は、ひどい感想ですが、そうではないのです。「飲みにくかろう」と思いつつ、「手に取ってみたい」と思わずにはいられない吸引力があるのです。力強くて、なにかを伝えようとしている。それはきっと、手にしてみないとわからないのじゃないだろうか? ガラスケースに覆われた茶碗たちを見ながら、「ちょっとだけでいいから、持たせてくれないかなー」と思ってしまう茶碗でした。どこか遊び心、いたずら心を感じる茶碗でした。
 館内は暗いのですが、これは利休の茶室のイメージかもしれませんね。

 ひと通り観た後の恒例行事「もらうとしたら、どれがいいか」コンテスト開催。私は初代の作で、有名な「万代屋黒(もずやぐろ)」もいいけれど、「禿(かぶろ)」を選びました。利休が好んだ黒ではなく、こげ茶色の茶碗。抹茶の緑がきれいに映える気がしたので。
 妻は同じく初代の「シコロヒキ」と本阿弥光悦の「乙御前(おとごぜ)」。うーん、こんなにたくさんあると、ひとつにしぼるってのは、難しいよね。……もらえないんだけど。
 出口に撮影スポットがありました。初代「万代屋黒」を、アルミ合金で再現したもの。実物より200gほど重いそうですが、持ってみると手にすっぽりおさまり、落ち着く感じ。

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 展示を楽しんだ後、茶碗以外の展示も観てきました。こちらにも撮影スポットがあったので、記念撮影。

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 うーん、もっとカメラ目線だったか(^_^;)

www.momat.go.jp




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所沢・中氷川神社

 自宅からバイクで10分程度。そんなところに、こんな立派な神社があるとは!
 よく行くスーパーの先にあるため、わずかに生活圏から外れていたために気づかなかった神社ですが、本当に立派な神社です。

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 この写真あ大通りからの参拝口の鳥居。この先に二の鳥居がありますが、正面はこっちじゃないのかな? 下の写真下段が、正面の鳥居となります。

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 手水舎で手と口を清め、獅子にご挨拶。

 

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 拝殿へと続く石段は、趣がありますね。

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 拝殿で手を合わせ、ご挨拶。下段の写真、神秘的なことが好きな方は「オーブが写ってる」と言うような感じですね。気持ちはわかりますが、私的には「逆光ならしばしばこうした写真になる」といったところです。でも、普段と違う気持ちであることは確かですし、本当に不思議なものが写っていたとしても、それはそれで「そういうこともあるでしょう」といった気持ちです。

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 拝殿左右の柱には「亀」「鶴」の漢字を象った凧が飾られていました。

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 本殿。

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 中氷川神社の祭神は、素戔嗚尊(すさのおのみこと)、稲田姫命(いなだひめのみこと)、大己貴命(おおなむちのみこと)、七社大神。「七社大神」とは、この神社からほど近い山口貯水池に沈んだ、旧勝楽寺村鎮座の神社で、祭神は大山咋命(おおやまくいのかみ)

建御名方命(たけみなかたのかみ)、奥津姫命(おきつひめのみこと)、大物主命(おおものぬしのみこと)、素戔嗚尊、下照姫命(したてるひめのみこと)、牛御子命(うしみこのみこと?)。
 境内社諏訪神社、市杵島神社、秋葉神社、八坂神社。

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 石上神社、稲荷神社。

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 琴平神社の社は、檜皮葺。

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 和魂宮には、鏡が祀られていました。

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 社務所では御朱印がいただけますが、四種あるようです。私は中氷川神社の御朱印をいただきました。

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 こうして神社を巡っていると、知らない神様の名が出てきて、いろいろ興味が湧いてきます。上級者になると、また違った味わいが出てくるのでしょうねぇ。
 しかし、今回は、自宅からほど近いところに立派な神社があることに気づいていなかった、ということを知ることができました。近所に、もっと興味を持つことは大切ですね(^_^;)


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スタジオ・コルクン

 今日はスタジオ・コルクンで、コルクンの撮影が行われました。

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 内側が白い段ボールで箱を作り、背景に白い紙を垂らして、隅にできてしまう継ぎ目の線を消します。スタンドを2台使用して、照明もバッチリ。さらに明るくしたいときは、女優ライトの要領で、アルミホイルで下から照らしたりもします。

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 今回の撮影は、8月に池袋コミュニティ・カレッジで開く子供向けの豆本講座で使うテキスト作成のため。背景を真っ白にした絵に、オリジナル・ストーリーをつけてもらいます。ストーリーだけでなく、背景も描き込んでもらうつもりです。
 見開きでこんな感じですかね。

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 子どもたちがどんなお話を生み出してくれるのか、今から楽しみ!


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田無神社 その2

  田無神社にお参りに行ってきました。

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 今回は御朱印帳を購入することが、主な目的です。
 御朱印帳って、お守りなどを販売している神社なら、どこでも置いているものと思っていたのですが、そうではないのですね。むしろ、扱っている神社のほうが少ない。
 東急ハンズなどでも売っているようですが、できれば神社で購入したいと思ってしまいます。
 田無神社にお参りしたことは、以前もブログで書きました。

田無神社 - 続・どんぐりも背くらべ
 読み返してみると、この神社の目玉とも言うべき「五竜神」のことが、かなりあっさりと書かれていました(^_^;) 

 お参りを済ませ、2年半ぶりの散策。
 今回、ちょっと気になることがありまして。年初めに、テレビで「ラスト陰陽師」なる人が言っていたことです。境内に「神心の碑」という、ピカピカに磨かれた2枚の御影石がありまして、ここに写る自分の姿を1枚の写真に収めます。ふたつの顔が違って見えたなら、運が開けるのだそうです。
 神社にはそのような説明書きは見当たらなかったのですが、とりあえずやってみました。

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 うーん、右側の表情はほほ笑んでいるように見えなくもない。
 しかし、開運どうのこうのというより、石面に映る自分の姿を見て己の心を見なさい、ということではないでしょうか。あんまり「開運だ」「パワースポットだ」と言うのは、ちょっと品がないように思えます。

 今回はおみくじも引いてみました。
 お言葉のみのおみくじもあるのですが、お守り入りのものを選びました。

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 小吉。旅行運に「盗難に注意」とありました。
 きゃーっ! 来月伊勢旅行に行く予定なので、気をつけなければ!
 お守りは神狐! これは嬉しいなぁ。23種あるデザインの中で、一番嬉しいかも!

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 最後に、目的の御朱印帳を購入。最初のページに、すでに御朱印があるので、日付だけ入れてもらいます。
 田無神社の御朱印帳は袴のデザイン。朱袴、浅葱袴、紫袴の3種あり、それぞれ違う紐の結び目が描かれています。私は浅葱袴を選びました。栞もついていて、かわいいねぇ(*^_^*)

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 田無神社のホームページはこちらです。

tanashijinja.or.jp


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