続・どんぐりも背くらべ

童話作家・九十九耕一のブログ

田無神社

 6月に島根に行き、いくつかの神社を巡ってから、神社に気を引かれるようになった。「信仰心に目覚めた」というわけではなにのだけれど、畏敬の念を持ち、訪ねてみるようになった。

 月に一度、認知症の母を連れ、西武新宿線田無駅の病院へ行く。田無にも古い神社があったと思い出し、行ってみた。

 鳥居をくぐると、石段がある。きれいだな、と思ったら、手彫りなのだそうだ。こんなにまっすぐ彫って、まっすぐに据えるというのは、たいへんな技術なのだろうなぁ。
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 まっすぐ進めば本殿

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 龍の彫りが美しい神社だ。落ち着いた趣がある。
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 本殿の左右に、小さめの狛犬がいるのがかわいい。
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 見上げるご神木は、立派なイチョウ。本殿とよく似合っている。
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 この神社の主祭神は大国主命だそうで、級津彦命、須佐之男命、猿田彦命、八街比古命、八街比売命、日本武尊命、大鳥大神などなど、何体かの神様が祀られている。
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 本殿脇に、土俵があった。大鵬が寄贈したものだそうだ。昔の子供が好きなもの「巨人、大鵬、卵焼き」と言われた、あの大鵬
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 御神輿と獅子頭が展示された小屋もあった。
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 せっかくなので、覗いてみる。
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 獅子頭には雌雄がるらしい。たぶん、鼻のあたりに髭があるほうが雄なのだろう。

 案内板にもあったけれど、田無神社には本殿を金龍神として、四方に赤龍神、青龍神、白龍神、黒龍神が祀られている。それはぜひ見ておきたい。
 青、白、黒はすぐに見つかったけれど、赤が見つからない。社務所の方の、手が空いたところを見計らい、尋ねてみたところ、優しく教えてくれた。石段を登ってすぐ右手に細い道があり、そこに祀られていた。ちょっとわかりにくい。
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 青龍神の彫刻が、小さいのでこの写真だとわかりづらい。拡大写真が下。
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 神社巡りは、まったくの初心者で、今のところ、ほぼなにもわかっていない状態だ。それでも、鳥居をくぐると、なんだか清浄な空気を感じる。その場にある様々なものに意味があることも興味深い。
 これからも機会があれば、ふらりと訪ねてみようと思う。最低限の礼儀だけは、きちんと心がけつつ。

 ちなみにこの日、田無神社には屋台が出ていた。酉の市だからかな。朝に行ったので、営業はしていなかったけれど。
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