続・どんぐりも背くらべ

童話作家・九十九耕一のブログ

お話作り・豆本作りワークショップ in 池袋コミュニティ・カレッジ

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 今回、受講者は少なかったのですが、ある意味ちょっと助かりました。と言うのは、新しい試みをしたので、受講者が少ない方が目が行き届くからです。
 今回は最初に、お話作りの基礎「起承転結」について話をしました。お話は必ずしも起承転結である必要はないのですが、骨格を説明するには便利なアイテムです。
 解説だけでは退屈ですね。なので、4コママンガを描いてもらいました。例題付きのプリントを配り、白紙のマスに、自分で考えたマンガを描いてもらいます。

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 さて、4コママンガを描いてもらうだけでいいのでしょうか? もうひとつ、ひねりがほしいですよね。そこで、こんなものを作ってもらいました。
 パタパタと切れ目を開いていくと、四つの画面が次々現れ、また最初に戻る不思議なカード。名称がわからないので「パタパタ」と呼んでいます。
 この見本を作るのにはけっこう苦労しました。分割した絵の配置を間違えたり、裏表がずれてしまったり……6回ほど作り直して、ようやく完成。

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 白紙のパタパタを作ってもらい、そこに下書きで描いた4コママンガを描いてもらいました。
 下書きの段階ではアイデアがぜんぜん生まれてこない子もいました。
「じゃあ、お話にしなくていいから、好きな動物を四つ描いてみよう」
 そう言うと筆がようやく動き始めます。手が動いたら頭も動き出したようで、パタパタにはちゃんと4コママンガを描いてくれました。

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 逆に、アイデアが湧きすぎて、下書きマンガをいくつも描いて本番を仕上げる時間が足らなくなる子も……。自宅で仕上げてもらうことになりましたー。

 パタパタ作りのあとは、いつもの豆本作り。蛇腹折りの簡単な豆本を作ります。
 1冊めは、こちらで用意したテキストを使って、作り方の手順を知ってもらいます。

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 2冊目は、絵のみ描かれたテキストに、自分で考えたストーリーを書き込んで、セミオリジナルの豆本作り。同じ絵でも、ひとりひとり違うお話が生まれるので、楽しいです。

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 みんな、集中して書いてくれました。にっこり。

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 コルクンたちも応援(じゃま?)しました~。

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 白紙の豆本テキストをお土産に。これは夏休みの自由研究として提出できますねー。
 これを機に、豆本作り、お話作りを楽しんでもらえたらいいなー。

 


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