世田谷アートフリマvol.29 出店します!
今月開催される世田谷アートフリマに、つくも堂まめ本舗、久しぶりに出店します!
アートフリマは、21・22日の二日間開催されますが、つくも堂まめ本舗は22日、4階のブースに出店いたします。今回はワークショップではなく、販売のみ。
今回は新作(?)を出品します!
以前、TBSラジオ『伊集院光とらじおと』で、ちらっと紹介されたお話『鬼へハンカチを』を、ドールハウスサイズの豆本にしました。番組に送って紹介されたのは掌サイズのものでしたが、加筆し、サイズもギュギュッと小さくしましたよ~。
ただ今、がんばって量産中です。
加筆する前のお話でしたら、以前このブログでも紹介しましたので、ご興味おありの方は、こちらをご覧ください。
世田谷アートフリマのホームページはこちら!
……うーん、4月16日現在、なんか、まだ、ちゃんとしたお知らせがホームページでされていないみたいですね(^_^;) 私のブログのこのページ、トップに載せたDMをご参照ください。
たくさんのご来場、お待ちしてま~す!
ミツマチヨシコ個展「プラネタリウム」展、終了
切り絵作家・ミツマチヨシコさんの個展が終了。
会場で上映していた『ペルセフォネとアルカスの物語』の文章を手がけました。「春の星座を使ったホラ話を」という注文でしたので、それっぽい神話風のお話を書きました。星座の物語に詳しくない方が見たら「へー、この星座たちには、こんな神話が添えられているのかー」と信じてしまうんじゃないでしょうか。ご覧になった方、物語の最後でもタネあかしをしましたが、ウソのお話ですからね!
会場には、星座にまつわる切り絵がずらり。部屋の突き当りにモニターが置かれ、切り絵を使った動画が上映されていました。画面は『ペルセフォネとアルカスの物語』の1シーン。
うーん、画面を撮ろうとすると、自分も映りこんでしまいますね。
モニターの左下に、コルクン族のさーたんがいますね。今回、アルバイトで会場におりました。
さーたん、展示のテーマ「プラネタリウム」に合わせたコスチュームです。蝶ネクタイがオリオン座になっているの、わかります? 胸に七つの傷も持たせたかったのですが、ベストを着ると見えなくなるのでやめました。
帽子は土星をイメージしています。ほら、輪っかになっているでしょう?
帽子の丸みを出すのに苦労しました。なにか土台となるものに糸を巻きつけたかったのですが、ちょうどいい大きさの丸い物がありません。考えた末、うずらの卵を切って、土台にしました。
10日に私はお邪魔しました。この日はミツマチさんもいらしていて、展示とは別に、スクリーン投影による星空の解説イベントもされていました。質問コーナーではきちんと答えていました。それもそのはず、ミツマチさん、本職のプラネタリウムお姉さんでもあるのです。
日が落ちて、お待ちかねの大人タイム!
私の差し入れは煮豚、2種のマッシュポテト、レバーペースト、あんこ。これらをスライスしたバゲットに乗せて、ワインといっしょに。
思いがけず、私もプレゼントをいただきました。
キューピーの工場見学に行った方から、キューピーグッズいろいろ。クリップ、頭のとんがりまで再現されていて、すごいですねー!
これらが入っていた袋もかわいかったので、文庫本カバーにしてみたらピッタリ!
豪徳寺に行ってきた友人からは、招き猫のチョコをいただきました。袋にいっぱい入ってましたが、デザインがいろいろありました。おみくじ感覚ですね。
15日、展示終了。ミツマチさん、お疲れ様でした!
豆本ワークショップ in 宮前小学校 2018春
先日、目黒区の宮前小学校で、豆本とお話作りのワークショップを開きました。
小学校に行く前には、コーヒーを飲みながらゴミ箱を折ります。もはやルーティーンとなった作業。
今回、1クラスめは18人、2クラスめは9人の参加者がいました。どちらも低学年が多かったです。
宮前小学校でのワークショップは何度目でしょう?「豆本、作ったことある人は?」と聞いてみると、どちらのクラスも半数の手が上がりました。ワークショップの内容は1度変えましたが、また変える必要がありますね。参加する子どもたちに、毎回同じことをさせるわけにはいかないです。むむむ。
早く来た子たちのお楽しみ。見本の豆本読書タイム。
さて、時間となりまして、まずは簡単な折り豆本作り。これは毎回変わらない工程。
簡単なはずなのですが……今回、低学年が多かったせいか、のりを塗る場所を間違える子が多かったです。「ここに塗ると、ただのちっちゃいメモ帳になっちゃうからね」「ここに塗ると、開かない本になっちゃうよ」と、事前に言ったのですが……。次回からは、ちょっと時間かかっても、ひとりひとりに「ここに塗って」と示したほうがよさそうです。
折り豆本作りがひと段落して、次はセミ・オリジナルの豆本作り。絵のみがプリントされている用紙に、自分で考えたストーリーを添え、色鉛筆で絵を描き加えます。
まずは下書き用の用紙に、鉛筆で書き込み。
ストーリーとしては、散歩に行く、友達に会いに行く、というものが多いのですが、今回、ちょっと珍しいお話が飛び出しました。主人公は大量殺人を犯している殺人鬼で、新たな殺人計画を思いついたという、恐ろしいストーリーです。自分の部屋には、山積みになったドクロがあるのですが、そこから亡霊が現れて、主人公を追いかけてくるという展開。
こんなお話、今まで出てこなかったなー。
下書きができたら、色鉛筆を使って本番。やはり、色が入ると、ぐっとかわいくなりますね。
中には100色くらいある色鉛筆セットを持って来た子もいました。
お話がまったく書けない子もいます。「ぜんぜん思いつかない」と、すっかり飽きてしまったようす。「お話を書かなくてもいいんだよ。文章書くページに、絵を描いたり、色を塗ったりして、字のない絵本にしたっていいんだよ」と言ってみたところ、息を吹き返してくれました。「ここ、青にすればよかったな」という反省の声も聞こえました。最初は適当に塗っただけだったのでしょうが、後から「色によるストーリー展開」が、彼の頭の中に浮かんだのでしょうね。おもしろいです。
孤高の5年生。
すでに数回、このワークショップに参加している子です。もう手順は頭に入っていることでしょう。ですが、こちらの説明は必ずしっかり聞いてから作業を始めます。「きれいに仕上げる!」という意気込みが伝わってきます。
低学年の男の子の中には、はしゃぐことに熱中してしまう子が、やはり出てきますね。真剣に作業をしている子から「うるさい!」と何度も怒られていました。私も「集中している子の邪魔になるから、さわいじゃダメだよ」と言うのですが、3分ともちません。口ぐせは「意味わかんねぇ!」。
「なんでここ折るの? 意味わかんねぇ!」「なんでこっちにのり塗るの? 意味わかんねぇ!」
最初、その都度意味を説明してあげたのですが、理解を求めてるわけじゃないんですね。「意味わかんねぇ!」が言いたいだけでした(苦笑)。
この子は結局、最後まで仕上げることはできませんでした。それ自体は珍しいことではありません。90分という時間内で、すべての作業を終えることは、なかなか難しいのです。なので、作り方の手順を、写真入りで説明したプリントを配ります。これを見れば自宅で仕上げることもできますし、完全オリジナルの豆本を作る手助けにもなるでしょう。
「意味わかんねぇ!」の子から、最後にとても悲しい言葉が飛び出しました。最後まで仕上げられなかった本番用用紙を「捨てていく」と言ったのです。「それはダメだよ」と言うと「ダメじゃない!」と言い返す。
うーん……もし本当に捨てていくとなると、このワークショップの時間は、まったくのムダだったということになります。ムダなだけでなく、この子は大はしゃぎして周りに迷惑をかけています。結果がマイナスというのは、あまりに悲しい。
観察すると、この子は本当に捨てるつもりではないようです。こちらの気を引くためのセリフのようでした。深い考えは何もなく、「意味わかんねぇ!」同様、反抗によって気を引くことが身についているようです。
やはり、言葉は人を傷つける力を持っているということを、きちんと諭してあげるべきだったかなぁ。たとえその場では意味がわからなくても、いずれ自分の意識と結びつくかもしれない。
「小学校でのワークショップ」は、普通のワークショップとちょっと違います。それは、回りが友だちや知った顔ばかりという環境だということ。はしゃぎやすい環境なわけです。回りが知らない子ばかりだと、おそらくこの子も騒がないでしょう。
しかし、こうした環境だからこそ教えられることもあるわけで、私はそのチャンスを活かせていない。今後の、大きな課題です。
コルクンとうなぎの串焼きで一杯やりながら反省しました。
ミツマチヨシコ個展「プラネタリウム」展
3月5日~15日に開催される、切り絵作家・ミツマチヨシコさんの個展。私もお話で参加しております。
ミツマチさんから「実際にある春の星座を使って、ホラ話を書いてもらえませんか?」という、ちょっと変わった依頼をいただきました。友人ならではの、私のツボを心得た注文です(^_^;)
切り絵を使って、動画に仕上げる予定だそうです。ただ今製作中(ミツマチさーん、間に合いますかー!?)。
お話は神話風に書きました。「へー、この星座は、こんな神話に由来するんだー」と、つい騙されていただければ嬉しいです。
10日は私も会場におりまーす。
所澤神明社
勤め先で「お酒、好き?」と聞かれたので「はい」と答え、いただいたのがこちら。
えーと、御神酒ですね(笑)
「お正月のお酒」と言ってましたが、神棚にちゃんとお供えしたかも怪しいところです。でも、神社に興味を持っている私のところに巡ってきたのは、ちょっとうれしいですね。
埼玉県日高市にある「長澤酒造」の「君が旗」というお酒だそうで……。なんか、いい名前とは思えません。ずいぶんと右寄りな名前かと。
それはともかく、神社のお酒ですから、やはりこの神社にご挨拶してからいただきたい。幸い、我が家から所澤神明社は、そう遠くありません。
木の鳥居が、いい雰囲気を醸し出しています。
この神社は、大和武尊が東夷征伐の際に、天照大御神(あまてらすおおみかみ)を祀ったのが始まりだそうです。御祭神は天照大御神、倉稲魂之命(うかのみたまのみこと)、大物主之命(おおものぬしのみこと)。
石段を上り、左手に手水舎があります。
こちらが拝殿。
拝殿に向かって左側に、境内社があります。雷電社、五龍神社、蔵殿神社、八雲神社、稲荷社、戸隠神社、疱瘡神社、天神社、大国主神社など。
拝殿向かって右手には、鳥船神社があります。御祭神は鳥之石楠船神(とりのいわくすふねのかみ)。別名を別天鳥船紙神(あめのとりふねのかみ)というそうです。神様が乗る船の名前でもあります。航空公園にも近いので、ここに祀られたようです。
鳥船神社の脇には、願い事を書いた折り紙で鶴を折り、納める箱も設置されています。
その隣には招魂社があります。
社務所では「所澤神明社」と「鳥船神社」の、ふたつの御朱印をいただけます。そうとは知らず、持って来た御朱印帳は、あとひとつでいっぱいになるもの(汗)。裏面も使えばいいのでしょうが、そうはしたくなかったので、今回は所澤神明社の御朱印だけいただきました。鳥船神社のことは知らずに来たわけですし、参拝はできるだけ「ついでに」ということはしたくないという気持ちもありましたし。近くでもあるし、また日を改めて参拝することにしました。
石段を降りるときに、神社猫発見! ここで暮らしている猫のようです。カメラ目線、いただきました!
石段を下りる途中に、倉殿神社があります。
あと、人形殿。ここは人形供養もしてくれる神社なのです。
ご挨拶も終えたので、さっそく今晩、御神酒をいただきまーす。
コルクンの豆まき(?)
2月3日は節分。みなさん、豆まきはしましたか?
我が家でも炒り豆を升に入れ、準備を整えました。コルクンたちも鬼のお面をつけて、やる気満々。
あっ! まく前に食べちゃダメでしょ!
うーん、豆まきの説明はしたんですけどねぇ……。
じゃあ、せめてお豆を食べるルールを。お豆は、歳の数だけ食べるんですよ。青鬼くんは何歳? え? 200歳? 赤鬼くんは? 250歳?
……うそつけ! 豆をいっぱい食べたいだけでしょ!
撮影裏話。
炒り豆をひと袋買ってきたのですが、升に入れてみると、ちょっと少なかった(^_^;)
というわけで、嵩増し作戦。お豆を食べ進めていくと……。
さて、これはなんでしょう?
さらに食べ進めます。
スライムがあらわれた!
サイズがちょうどよかったもので(^_^;)
ムーミン豆本 82円切手編
ムーミン切手のチラシで、かわいい豆本を作ります。今回は82円切手編でーす!
まず、チラシ右側の切手の絵を切り取ります。今回は右上の「MOOMIN Letter」という文字部分も使うので、この幅が基準幅となります。
切手右側部分はのりしろにも使うので、ちょっと残しておきます。……と言っても、あんまり余裕がないなぁ。
切手部分をすべて切り取ります。「MOOMIN Letter」と、発行年が書かれているスティンキーの部分も、見返しに使います。
「どういう順番にしようかな~」と考えながら絵を並べるのは、ちょっと楽しいですねー。
絵を貼り合わせ、帯状にします。のりしろが少ないので、貼ってもすぐはがれちゃう場合は、貼り合わせ部分の裏からあて紙を貼ってくださいね。
できたら蛇腹に折ります。
見返し部分ですが、ちょっと長さが足らないので、チラシの余っている部分を貼り足しました。ビラビラしている部分が貼り足したところです。
蛇腹に折ったものを束ねたら、背にボンドを塗り、あて紙を貼ります。
次は表紙を作ります。チラシ左側の、ムーミンとリトルミィを、貼り合わせて使います。
ちょっとかわいそうですが、ムーミンとリトルミィを南斗水鳥拳します。
このときの幅は、本体よりちょっとだけ長くしましょう。上下1mmくらい長くすればOK。あと、小口部分も1mmほどゆとりを持たせましょう。
背の部分はそのままでいいのですが、表紙と裏表紙には少し強度を持たせたいです。なので、チラシの余っている部分を貼り足すなどして、補強します。えーと、そういった写真、撮り忘れちゃいました(汗)。 「62円切手編」をご参照ください!
そんなこんなで、表紙と本体を合体。貼り合わせる際、本体の背にはボンドを塗りません。開いたときに、表紙の背と本体の間に空間ができるようにしています。
これで完成なのですが、余力のあるかたは、箱作りにもチャレンジしてください。
はい、ここからは箱作りです。チラシ中央の「MOOMIN」の文字を使います。
62円切手のときと同じく、この文字がすべて見えるように箱を作ると、本体よりもずいぶん大きくなって、不格好になってしまいます。そこで今回も、上げ底方式で作っていきます。
まずは内箱作り。チラシ裏側の白黒プリントが内側になるように作りましょう。
スナフキンとスニフがカッターの刃を逃れていたので、彼らを内側に使います。
本体とピッタリの大きさにしてしまうと本が出しづらくなるので、ちょっと大きめに作ってくださいね。
内箱の大きさに合わせて、外箱を作ります。「MOOMIN」の文字を活かすと、展開図はこんな感じです。
内箱を包み込むように貼り合わせれば完成。
62円切手の豆本と並べてみました。82円切手のほうが、ひと回り小さくなってます。
お手許にムーミン切手のチラシがあったら、挑戦してみてくださーい。