ムーミン豆本 62円切手編
先日、ムーミンの切手が発売されました。とってもかわいい切手です!
発売前、この切手のチラシが郵便局に置かれていました。小さな絵が並んでいると、豆本にしたくなる!
というわけで、作っちゃいました。今回は62円切手バージョンの作り方をご紹介します。思いつきで作り始めたので、照明が足らず、なんとなくぼやけた写真になっているのはお許しください!
まず、切手の部分を切り取ります。のりしろとして使うかもしれないので、右端、左端の水色花柄の部分は残しておきます。
続いて、どういう順番に並べるかを決めましょう。
「パパとママは見開きになってるほうがいいよね」とか「ムーミンの裏は、親友のスナフキン。で、スナフキンと見開きになるのは、異父兄弟のリトルミィでしょう」なんて考えながら順番を決めるのは、楽しい作業ですよ~。
順番が決まったら、長く貼り合わせていきます。のりしろが右側にあるページと、左側にあるページがあるので、「のりしろがない!」という場合や、「のりしろがふたつある!」なんて場合もあります。臨機応変。ないときは裏に台紙を貼り、だぶっているときは片方を切っちゃいましょう。
表紙側の見返しにあたるページですが、「MOOMIN For You」と書かれている部分を使いました。長さが足らないので、QRコードの部分を貼り足して使いました。下の写真ではちょっとわかりづらいですが、あとでわかりやすい写真が出てきまーす。
ちなみに裏表紙側の見返しはスティンキー。
貼り合わせたら、蛇腹に折っていきます。
しっかり折り目をつけ、背側にボンドを塗り、あて紙を貼ります。これで本体のできあがり。もう本の形をしていますね。
本にはやっぱり表紙がなくちゃ!
チラシ左側の、ムーミンとスナフキンのバックショットを表紙に使います。本体より少し幅広に切り取ります。
切り取ったら、本体に合わせて、背の部分に折り目をつけます。左右の端も折るのですが、本体よりちょっとだけゆとりを取ったほうがいいでしょう。
下の写真、表紙が本体より少し大きいのがわかるかな?
表紙、裏表紙は紙を二重にして、少し丈夫に作りたい。それには折り返した部分が足りません。チラシ左側の、赤丸で囲んだ部分を、ちょうどいい大きさに切って貼り足しました。
本体と表紙を合体させれば、できあがり。背にはボンドを塗らず、開くと、背表紙と本体の背の間に空間ができるようにしたほうが、長持ちしますよ。
下の写真に表紙側の見返し部分が写っていますね。「MOOMIN For You」とQRコードを貼り合わせているのがわかると思います。
「これで完成」としてもいいんですけど、チラシにはまだまだ余っている部分があるでしょう?「えーい! 箱も作っちゃえ!」って気分になりますよねぇ?
というわけで、次は箱作りです。
「MOOMIN」と書かれている部分で箱を作りたい。しかし、できあがった豆本と合わせてみると、「MOOMIN」の文字のほうが長いんですよ。文字を削るか、本が箱の奥に入っちゃう格好悪さに目をつぶるか……。いや! 解決策はある!
消費者にとっては、マイナスなイメージのある言葉。しかし、見栄えをよくするというプラスの面も持っている方法。それは「上げ底」だ!
今回は上げ底作戦でいきます。
まず、大きく「ムーミン」と書かれた部分で内箱を作ります。この箱は見えなくなってしまうので、「MOOMIN」以外の部分なら、どこを使ってもかまいません。でもねー、やっぱりちょっとだけ、こだわっちゃうんですよねー。
チラシ裏側には白黒で切手部分がプリントされています。これまでの作業で、うまいこと切れずに残っている絵がいくつかありまして。ひとつは「ムーミン」の裏にある、スノークのおじょうさん。そして、私の好きなトゥーティッキも残っていたので、この絵が内箱の内側になるように切り貼りして箱を作りました。本を抜いて覗かないと見えないですけど。
内箱の大きさを元に、外箱を「MOOMIN」で作ります。こんな具合に折れ目、切り込みが入りました。
内箱を包むように貼りつけていきます。背の部分、上げ底になっているの、わかります?
外箱、こんな感じになりました~!
上げ底してあるので、本と比べると、だいぶ大きさが違うでしょう? これで奥まで本が入っちゃってたら、ちょっと格好悪いですよねぇ。
箱もできて、今度こそ完成! ムーミン、かわいいねー!
今回は62円切手のチラシで豆本を作りましたが、手許には82円切手のチラシもあります。ムーミン豆本第2弾、またアップしまーす!「近日」かどうかは、ノーコメントで。