続・どんぐりも背くらべ

童話作家・九十九耕一のブログ

スタジオ・コルクン

 今日はスタジオ・コルクンで、コルクンの撮影が行われました。

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 内側が白い段ボールで箱を作り、背景に白い紙を垂らして、隅にできてしまう継ぎ目の線を消します。スタンドを2台使用して、照明もバッチリ。さらに明るくしたいときは、女優ライトの要領で、アルミホイルで下から照らしたりもします。

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 今回の撮影は、8月に池袋コミュニティ・カレッジで開く子供向けの豆本講座で使うテキスト作成のため。背景を真っ白にした絵に、オリジナル・ストーリーをつけてもらいます。ストーリーだけでなく、背景も描き込んでもらうつもりです。
 見開きでこんな感じですかね。

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 子どもたちがどんなお話を生み出してくれるのか、今から楽しみ!


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田無神社 その2

  田無神社にお参りに行ってきました。

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 今回は御朱印帳を購入することが、主な目的です。
 御朱印帳って、お守りなどを販売している神社なら、どこでも置いているものと思っていたのですが、そうではないのですね。むしろ、扱っている神社のほうが少ない。
 東急ハンズなどでも売っているようですが、できれば神社で購入したいと思ってしまいます。
 田無神社にお参りしたことは、以前もブログで書きました。

田無神社 - 続・どんぐりも背くらべ
 読み返してみると、この神社の目玉とも言うべき「五竜神」のことが、かなりあっさりと書かれていました(^_^;) 

 お参りを済ませ、2年半ぶりの散策。
 今回、ちょっと気になることがありまして。年初めに、テレビで「ラスト陰陽師」なる人が言っていたことです。境内に「神心の碑」という、ピカピカに磨かれた2枚の御影石がありまして、ここに写る自分の姿を1枚の写真に収めます。ふたつの顔が違って見えたなら、運が開けるのだそうです。
 神社にはそのような説明書きは見当たらなかったのですが、とりあえずやってみました。

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 うーん、右側の表情はほほ笑んでいるように見えなくもない。
 しかし、開運どうのこうのというより、石面に映る自分の姿を見て己の心を見なさい、ということではないでしょうか。あんまり「開運だ」「パワースポットだ」と言うのは、ちょっと品がないように思えます。

 今回はおみくじも引いてみました。
 お言葉のみのおみくじもあるのですが、お守り入りのものを選びました。

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 小吉。旅行運に「盗難に注意」とありました。
 きゃーっ! 来月伊勢旅行に行く予定なので、気をつけなければ!
 お守りは神狐! これは嬉しいなぁ。23種あるデザインの中で、一番嬉しいかも!

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 最後に、目的の御朱印帳を購入。最初のページに、すでに御朱印があるので、日付だけ入れてもらいます。
 田無神社の御朱印帳は袴のデザイン。朱袴、浅葱袴、紫袴の3種あり、それぞれ違う紐の結び目が描かれています。私は浅葱袴を選びました。栞もついていて、かわいいねぇ(*^_^*)

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 田無神社のホームページはこちらです。

tanashijinja.or.jp


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練馬区・大泉氷川神社

 実家から少し行ったところにこの神社があるのは知っていたけれど、これまでお参りしたことはなかった。「近所だから、そのうちに」と思っていると、なかなか行かないものだ。それではいけないと思い、きちんと背筋を伸ばしてお参りに。

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 何年か前に、この神社が「聖地巡礼スポット」になっているようだと、ぼんやりと知った。神社って、そもそも聖地だけれど、ここで言う「聖地」は「アニメやドラマの舞台に出てきた場所」という意味。調べてみたら『マジンボーン』というアニメで、主人公が住んでいる神社となっているそうだ。近くに東映撮影所があるので、そんなことも関係しているのでしょう。
 一の鳥居をくぐり、ずらりと並ぶ燈籠の間を抜け、二の鳥居へ。

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 石段を上り、手水舎で手と口を清める。
 ここの手水舎は、脇のボタンを押すと水が出る仕組みだ。カラス対策らしい。節水にもなるね。

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 拝殿手前は獅子ですね。

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 祭神は素戔嗚尊(すさのおのみこと)、大己貴命(おおなむちのみこと)、稲田姫命(いなだひめのみこと)で、相殿が愛宕神社となっています。
 恥ずかしながらこの「相殿(あいどの)」というのが、いまひとつ解っていません(^_^;) 複数の神社が合体してる、というようなことでしょうかね? この神社で言うと、拝殿に手を合わせることで、氷川神社愛宕神社にお参りしたことになる、と。
 愛宕神社の祭神は香具槌命(かぐつちのみこと)、火産霊命(ほむすびのみこと)です。

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 この他に、境内社がいくつかあります。
 こちらは弁天社。

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 稲荷神社。

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 お堂の中にも神狐がいます。

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 左が白山社かな? 祭神は菊理姫命(くくりひめのみこと)。
 右が御嶽神社蔵王権現を祀った神社なのですね。

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 この神社には伊賀組衆が奉納した御手洗石と石鳥居があります。鳥居は破損してしまってますが、練馬区の指定有形文化財なのだそうです。
「伊賀組」って、忍者っすよね? なんか、高まる。

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 神楽殿もあるので、舞を奉納したりもしてるのかな?

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 こちら、裏参道です。

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 社務所ではお守りも販売しているので、ご朱印帳も買えるかとかと思ったのですが、置かれてませんでした。残念。そんなわけで、ご朱印は専用の用紙に書かれたものをいただきました。ご朱印帳を持ってくれば、その場で書いてくださるとの説明を、優しい声でしてくださいました。ただし、ご朱印を書ける方がひとりしかいないので、タイミングが悪いと、書き置いておいたご朱印になるそうです。
 優しい感じの、いい神社だったな~。


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目黒区・八雲氷川神社

 都立大学駅から徒歩10分ほどの小学校で、豆本とお話作りのワークショップ。何度か行ったことのある小学校なのですが、途中に神社があって、前々から気になっていたのです。これまでは時間に追われ、お参りができていなかったので、この日は時間に余裕を持って出かけました。

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 八雲氷川神社。細長く奥へと続いていく神社です。
 氷川神社ですから、素盞嗚尊(すさのおのみこと)をお祀りしているわけですが、毎年9月に行われる祭日には、神楽殿で、八岐の大蛇退治の物語を表現した「剣の舞」が奉納されるそうです。見てみたいなー。

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 祭神は素戔嗚尊稲田姫命(いなだひめのみこと)、大己貴命(おおなむちのみこと)の三柱。稲田姫命は、やまたのおろちの生贄になるところだったお姫様ですね。

 一の鳥居をくぐると、左手に小さなお堂があり、おそらくお地蔵様が祀られています。「おそらく」と言うのは、像がもはや原型を留めていないためです。どうしてこうなったのか、知りたいですねー。

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 二の鳥居、三の鳥居をくぐると、拝殿があります。

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 ご挨拶の前に、手水舎で手と口を清めます。

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 狛犬ですが、どちらも獅子みたいですね。子連れです。

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 拝殿でご挨拶。これからワークショップを開く旨をお伝えしました。

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 境内には神楽殿があります。ここで八岐大蛇退治の舞が奉納されるんですねー。

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 いつごろのものでしょうか? 絵も掛けられています。

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 拝殿の隣に社務所があって、御朱印をいただくことができます。プリントされたものでしたが、これは御朱印書ける方が不在だったためかもしれません。
 9月の舞の奉納、都合が合えば、見に行きたいと思います。


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ウンコシッコ問題

 3月1日、小学校で豆本作りとお話作りのワークショップをしてきました。

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 1回の参加人数が10人を超えると「工程の進み具合の個人差」という問題が出てきます。チャチャチャッとやってしまう子もいれば、丁寧にゆっくりやる子もいます。先にできた子は、どうしても退屈してしまう。これを埋める方法は、いくつかあります。
 先にできてしまう子は、たいてい雑なので「ほら、ここ、もう少しきれいにしたほうがいいよ」などと修正を促したり。あるいは「先にできた子は、見本の豆本読んでてもいいよ」と言ってみたり。今回は、テーブルの下に寝転んで読む子もいましたね。

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 豆本作りが終わると、次はお話作り。「キャラクター作り」を体験してもらいます。参加者には、こんなプリントを配ります。

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 コルク人形の履歴書みたいなものですね。これを書いてもらい、発表します。「こんな子だったら、こんな物語ができそうだね」「この子は、こんあとき、どうするの?」という感じに、考えたキャラクターでお話作りにつながるようなコメントをしていきます。
 さて、今回、ちょっと問題にぶつかりました。
 この小学校では、すでに数回、このワークショップをしていて、「今回で3回目」なんて子もいました。こういう子は慣れているので、サクサクとキャラクターを作ります。ちゃんと考えて生み出すキャラクターなら、サクサク書いてもいいのですが……。
 小学校低学年男子。「ウンコ」と聞くだけで大笑いする時期ですね(^_^;) かつての自分も、確かにそうでした。こうした子が、慣れによりウケに走ると、キャラクター作りの表はウンコやシッコで埋め尽くされてしまいます。それを発表すると連鎖反応が起こり、3~4人の低学年男子の表が、ウンコシッコまみれになってしまう。「ボクのも読んで!」「書き直したから読んで!」と、低学年男子が我も我もと寄ってくるのだけれど、内容はどれもウンコとシッコ……。これはキャラクター作りになっていません。
 楽しんでもらえれば……という考え方もあります。けれど、この状態になると、楽しいのはウンコシッコに反応している子ばかり。ちゃんとキャ作りをした子が、置いてけぼりになってしまう可能性があります。
 ちゃんとキャラ作りはしたけれど、恥ずかしがって見せない子もいます。本当に見せたくない子もいるけれど、見せたくないというポーズを取ってはいるが本当は見せたい、という子もいます。「本当は見せたい子」に対しては、隙を見て表を盗み取るという「形」を取らなければなりません。「ああ、やられちゃった! じゃあ仕方ない」ということで、作ったキャラクターを見せてくれる子は多いです。
 そうした手続きをしたいのに、ウンコシッコ軍団に取り囲まれると、なかなか難しい状態になってしまう。「ほら、静かにして! この子の表を見るからね」なんてことを言うと、今度は恥ずかしがっている子が表を見せるのを拒んでしまう……。
 これが今回ぶつかった「ウンコシッコ問題」です。ウンコシッコ好きの子を取り除くなんてのは論外なので、テキストの内容を変えたりとか、いろいろ対策を考えないといけませんね。


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新橋・烏森神社

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 新橋と言えば「サラリーマン憩いの街」というイメージがある。ボリュームあるランチとか、お手頃価格の居酒屋さんとか。
 そんな街にあって、烏森神社は最近人気のスポット。私も、ぜひ一度お参りしたいと思っていた。
 JR新橋駅から、徒歩で5分もかからないところにあるのだけれど、方向音痴の私は地図を読み違え、ちょっとだけ迷ってしまった。だって、神社と言ったら木々でこんもり緑のイメージがあるのだけれど、烏森神社は居酒屋の細道を抜けたところに突然現れる感じなのだもの。

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 変わった形の鳥居をくぐると、右手にあるこれが手水舎だろうか? 柄杓はありません。神社の縁起が書かれています。平将門の時代には、すでにあった神社らしいです。

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 狛犬というか、どちらも獅子かな? タテガミが立派ですねー。

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 階段を昇り、拝殿でご挨拶。祭神は倉稲魂命(うがのみたまのみこと)、天細女命(あめのうづめのみこと)、瓊々杵尊(ににぎのみこと)。
 天細女命と言ったら、天照大神が天岩戸に隠れたときに、その前で踊った神様ですね。じつはお参りに行く2日前、ラジオの、変わった曲を紹介するコーナーで『アメノウズメのルンバ』という曲を聞きました。これもご縁?
 天細女命は芸能の神様でもありますが、文芸も含まれるのでしょうか? 童話作家としては、含んでいてほしいなぁと思います。

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 階段を降りて右手にくるりと回り込むと授与所があります。ここで御朱印をいただくため、500円を納めたところ、お守り栞と幸飴をいただきました。御朱印の番号札をいただいたら、待合室にいれば呼び出してくれるそうです。
 ここで私、大失敗をしてしまいました! 番号札をもらったので、待っている間に散策に出てしまったのです。あとで受け付けの方に、やんわり注意されてしまいました。番号札は受け渡し間違いを防止するためのもので、それをもらったらいつ受け取りに来てもいいというものではなかったんですねー。受け付けの方が、とても穏やかで丁寧な方だったので、この失敗は痛恨!

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 烏森神社がここ数年で人気スポットになった理由のひとつに、御朱印がカラフルでかわいいこと、日によって限定御朱印があることなどがあるようです。神社のホームページで紹介されているので、ご興味のある方は、ご覧ください。

東京新橋に鎮座する『烏森神社』のHP | 神社祭事、神社に関わる豆知識・境内の様子、季節のお話…などを公開しています。


 余談ですが、新橋は『忠臣蔵』で有名な匠内頭が切腹した地でもあります。切腹場所・田村右京太夫屋敷跡には現在、新正堂という和菓子屋さんがあります。名物は「切腹最中」。ふざけているわけではなく、店主の強い忠臣蔵愛による命名です。新橋のサラリーマンの間では「お詫びの際に持って行く品」として人気NO.1だそうです。

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 じつは私、最中が苦手でして、年に1回くらいしか食べません。この最中がおいしいのはわかったのですが、食べると歯を抜きたいという衝動に駆られるんです。抜かないですけど。
 近くには浅野匠内頭の石碑もあります。烏森神社のお参り帰りに、寄ってみてはいかがでしょうか?

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夏休みの豆本教室

 まだ先の話ですが、8月に池袋コミュニティ・カレッジで小学生向けの豆本講座を開きます。
 以前、こちらのカルチャースクールで開かれている、イラストレーター・田村セツコさんの講座に招かれました。その際、豆本作りを体験してもらったところ、講座の担当者が興味を持ってくださり、今回のお話をいただきました。
 そんなわけで、先日、パンフレットが送られてきました。申し込み開始は、まだ少し先になります。

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「世界にひとつだけの豆本を作ろう!」という講座名です。簡単な折り豆本を作ります。

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 折り豆本作りのワークショップはいつものこと。ただ、今回は「夏休みの自由研究として提出できるものを」ということだったので、新たにテキストを作ることにしました。
 予定としては、まず、絵も文章もプリントされた豆本を作ってもらい、手順を知ってもらいます。
 次に、背景真っ白で、キャラクターのみが描かれたテキストを配ります。見開き6ページの中に、オリジナル・ストーリーを展開してもらいます。色鉛筆も使って、背景も自由に描き込んでもらいます。ようすを見回って、ストーリーが思い浮かばない子のフォローなんかもしていくつもりです。
 講座時間内でできるのはここまででしょう。最後にまったく白紙の豆本キットを渡します。切り取り線や、折り線のみがプリントされたテキスト。これを持ち帰ってもらいます。自宅で、完全オリジナルの豆本作りに挑戦してもらいましょう。

 ざっと、こんな内容になると思います。
 さあ、私も新しいテキスト作り、急がねば!


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