服部半蔵と『君の名は。』
平日に休みが取れたので、あまり人が集まらなさそうなところへ、久しぶりのお出かけ。今回、四谷にある西念寺にお参りしてきました。トップの写真でもおわかりになるかと思いますが、このお寺には、服部半蔵のお墓があります。
「服部半蔵」で、私が思い浮かべるのはこの姿。
『影の軍団』で、千葉真一さん扮する忍者の棟梁。中学生のときに熱心に観ていたドラマです。「あんなものは時代劇じゃない」と言われる方もいます。なにせ、シリーズ終わりのほうになると、忍者服が迷彩柄だったりしますからね(苦笑)。でも、このドラマを「時代劇」というくくりで観るほうが間違っている! 『影の軍団』はJACの忍者を観るドラマなのです!
それはさておき。こちらが西念寺です。服部半蔵が、徳川家康の嫡男・信康の供養のために開創したお寺です。
本堂の脇に、服部半蔵のお墓があります。
服部半蔵は徳川十六神将のひとり。「服部半蔵」としては2代目だそうです。
お参りの際、「関の戸」というお菓子をお供えしてきました。このお菓子を作る三重県の深川屋は、なんと忍者の末裔。服部半蔵と親戚筋なのです。
本堂には阿弥陀如来像が置かれ、その隣の部屋に服部半蔵の槍が安置されています。窓ガラス越にしか見ることはできませんでしたが、なんとか目を凝らして見てきました。
半蔵のお墓と本堂の間を入ると、信康の供養塔があります。
信康は武田勝頼に内通していると織田信長に疑いをかけられ、家康の命により切腹となりました。服部半蔵は介錯を命じられるも、泣き崩れてしまい、止む無く別の武将が介錯をすることに。半蔵は、大切に持っていた信康の遺髪を埋め、その上に供養塔を建てたそうです。家康が江戸に入り、江戸城を築くのを見届けたのち、信康供養のため仏門に入ったとされています。
(聞きかじりなので、誤りがあるかもしれません)
お参りを済ませたら、駅方面に少し戻りまして。
四谷に来たからには、ここには寄らないと!
わかばで、焼き立てのたい焼き! しっぽの先まで、おいしいあんこが入ってます!
行ったり来たりする行程になりますが、今度は須賀神社へ。四谷の総鎮守の神社です。ご祭神は須佐之男命と宇迦之御魂神。
拝殿の中には三十六歌仙の絵が飾られています。外からではちょっと見づらいのですが、なんとか見てきました。
今年はまだおみくじを引いていなかったので、引いてみました。縁起物が入っているおみくじを引いてみると……大吉! しかも13種ある縁起物のうち、大黒様を引き当てました! 大黒様に手を合わせた後に大黒様が来てくれるなんて、高まるわ~!
境内社に稲荷神社もあったので、こちらへもお詣り。
稲荷神社ですが、神狐ではなく、狛犬がいました。なかなか味のある狛犬だと思います。
帰ってきてから知ったのですが、神社の脇に急な階段(男坂)があって、ここはアニメ映画『君の名は。』の場面にも使われてる場所だそうです。知らなかったから、ぜんぜん見てこなかったわー。残念。