夏休みの豆本教室
まだ先の話ですが、8月に池袋コミュニティ・カレッジで小学生向けの豆本講座を開きます。
以前、こちらのカルチャースクールで開かれている、イラストレーター・田村セツコさんの講座に招かれました。その際、豆本作りを体験してもらったところ、講座の担当者が興味を持ってくださり、今回のお話をいただきました。
そんなわけで、先日、パンフレットが送られてきました。申し込み開始は、まだ少し先になります。
「世界にひとつだけの豆本を作ろう!」という講座名です。簡単な折り豆本を作ります。
折り豆本作りのワークショップはいつものこと。ただ、今回は「夏休みの自由研究として提出できるものを」ということだったので、新たにテキストを作ることにしました。
予定としては、まず、絵も文章もプリントされた豆本を作ってもらい、手順を知ってもらいます。
次に、背景真っ白で、キャラクターのみが描かれたテキストを配ります。見開き6ページの中に、オリジナル・ストーリーを展開してもらいます。色鉛筆も使って、背景も自由に描き込んでもらいます。ようすを見回って、ストーリーが思い浮かばない子のフォローなんかもしていくつもりです。
講座時間内でできるのはここまででしょう。最後にまったく白紙の豆本キットを渡します。切り取り線や、折り線のみがプリントされたテキスト。これを持ち帰ってもらいます。自宅で、完全オリジナルの豆本作りに挑戦してもらいましょう。
ざっと、こんな内容になると思います。
さあ、私も新しいテキスト作り、急がねば!
生ラー油、仕込んでみました
もう昨年夏のことですが、知人から、とっても辛いものをいただきました。
「ハバネロ」という唐辛子はご存じでしょう。スナック菓子なんかにも使われ、「激辛」の代表みたいなイメージ。
このハバネロをいただいたのだけれど、その辛さを上回る、最凶に辛い唐辛子「ジョロキア」もいただきました。手袋をして扱わないといけないような、もはや危険物扱いの唐辛子なのです。ペペロンチーノに使ってみたところ、胃の内側からボディーブローをくらったようなダメージを受けました。鼻水が止まらなくなります。
以来、使いどころを見つけることができず、冷凍保存しておいたのだけれど、一念発起して、生ラー油を作ることにしました。
まず、ジョロキア、ハバネロ、ニンニクをスライスし、しっかり乾燥させます。この作業は夏場よりも、空気が乾燥しているこの時期のほうがいいんじゃないのかな?
カリカリに乾燥したら準備OK。ハバネロ、ジョロキアはさらに刻み、すりごま、韓国産唐辛子を瓶に入れ、なたね油を注ぎます。ごま油でも、もちろんいいのでしょうが、たまたま友人から、おいしいなたね油をいただいたので、これを使いました。メインの材料がいただきものという幸せ。
生ラー油は、加熱して作るラー油と違い、何ヶ月か寝かせないとなりません。食べられるのは、当分先だなー。
1日1回、よく振るといいらしいです。
完成したら、餃子パーティーだな(^O^)
「Amour du Chokolat!」×『ベルサイユのばら』
世の中バレンタインムードになっておりますが、ワクワクするのは女性ばかりではありません。おじさんの一部も、ワクワクするのです。
バレンタインのチョコは、なんといってもパッケージがかわいい。かわいいものが好きなおじさんも、この世にはひっそりと存在するのであります。
さて、今年の高島屋・バレンタインの祭典「Amour du Chokolat!」は『ベルサイユのばら』とのコラボ!
『ベルばら』はわりと好きで、宝塚歌劇団の舞台も観に行ったことがあります。
というわけで、新宿の高島屋に行ってきました。
2階入り口のショーウィンドウから、高まるものがあります。
一歩店に足を踏み入れると、さらに高まる展示が!
舞踏会でオスカルが来たドレスが再現されてる! オスカル、唯一の女装(?)のときのドレスです!
さあ、気持ちがすっかり高まったところで、11階の会場へ。
まず手に入れておきたいのが、カタログ。無料でもらえます。カタログには池田理代子描き下ろしの『ベルばら・番外編』が載っているのです。高島屋のアプリをダウンロードすると、さらにもう1本、別のお話も読むことができます。
カタログも無事に手に入れ、チョコを見て回ることに。この日は土曜日だったこともあり、たいへんな混雑! なかなか前へ進めません。それでもなんとか、ひと通り見てきました。
やっぱり、きれいだし、かわいいですね~! 心も脳も刺激されます。
ミュシャの缶のチョコを1個購入しました。
さて、会場には撮影スポットもありました。ここはひとつ、ベルサイユ宮殿に招かれたつもりで、1枚撮っておくしかないですね。
うーん、そぐわない……。
こちらには、マリー・アントワネットをイメージした感じのドレスなども展示されていました。
余談ですが、近所のスーパーで『ピーター・ラビット』の缶入りチョコを見つけたので、こちらも購入しました。本を開いた形になっているのが、かわいいでしょ?
いやー、バレンタインって、楽しいですね! 思春期のドキドキを脱すると、こうした楽しみを味わえるようになるのです。
日本橋・福徳神社
正月三日、日本橋に出かけることになったので、福徳神社に初詣に行ってきました。COREDO室町にある、小さな神社ですが、初詣の参拝客でにぎわっていました。
新しい神社のように見えますが、御由緒によれば、貞観年間(859~876)には鎮座していたというのですから、相当古い神社ですね。「芽吹稲荷」とも呼ぶのかな? いただいた御由緒のプリントには「芽吹稲荷」の文字もありますが、とくに註釈がないので不明。
稲荷神社ですから、主祭神は倉稲魂命(うかのみたまのみこと)。相殿として天穂日命(あめのほひのみこと)、大己貴命(おおなむちのみこと)、少名彦名命(すくなひこなのみこと)、事代主命(ことしろぬしのみこと)、三穂津媛命(みほつひめのみこと)が、合祀として弁財天、太田道灌、徳川家康が祀られているそうです。
行列かちょちょっと抜け、手水舎で手と口を清め、またちょちょっと戻ります。でも、見ていると、行列の7割くらいの人は、清めずに参拝してしまうようですね。知ら愛のはしかたないとして、清めてる人もいるのだから、見よう見まねでもいいから、作法に則るべきなんじゃないかなぁ?
ここの神狐は、宝珠と鍵をくわえていました。
新年のご挨拶を済ませ、おみくじを。さてさて、どんなお言葉がいただけるのでしょう?
末吉! えー、おみくじに順位をつけるなら、大吉、中吉、小吉、末吉、凶、大凶だそうでして……。順位的にはあまりよくないのでショックを受けますが、内容をよく読むと、そうでもないです。例えば「願望 気長に構えるべし いずれかなう」とか「学問 全力を尽くせ 今なら開花する」とか「病気 心穏やかに 治る」などなど。気になることと言ったら「対人 疑念を抱かれる」くらいでしょうか。
おみくじは木の枝や、それ用に張ってある紐に結んで帰る人もいるようですが、私は新年最初のものは財布にしまって、1年間持っていることにしています。
社務所に御朱印をお願いしたところ、40分ほど待つと言われました。この混みようですから、それもそうでしょう。
ここは幸い、待ち時間の間に見て回れるところがたくさんあります。お隣のCOREDO室町を探索。1階ににんべんのショップがあり、お出汁を100円で飲めるので、ちょっと1杯。塩と醤油で味付けをしてすすると……うまっ! なんだか、力が湧いてくる味だなぁ。
なかなか楽しい初詣でした(*^_^*)
ようこそ! セツコの部屋へ
12月19日、池袋コミュニティ・カレッジの講座「ようこそ! セツコの部屋へ」に招かれ、イラストレーター・田村セツコさんと対談をしてきました。
田村さんとは、ストーリーゲートで知り合いました。「ストーリーゲート」とは、ネットで見せる紙芝居のようなサイトです。私も田村さんも、そこで作品をいくつか手掛けております。
そのサイトの試写会の際、初めてお会いしました。そのときは『トゲなしサボテン』が上映されたのですが、田村さんがとても気に入ってくださって、たまたま持っていた同作の豆本をお渡ししたのが、ご縁の始まりです。
「ようこそ! セツコの部屋へ」は、毎回ゲストを招いて、田村さんと対談する講座です。
僭越なことですが、田村さんとは、どこか同じ匂いを感じています。いたずらっぽい要素を、多分に含まれた方なのです。
せっかくなので今回、受講された方々に、豆本作りを体験していただきました。
いつもはカッターやハサミでテキストを切るところから始めるのですが、今回は時間短縮のため、あらかじめ切ってあるものを用意しました。
カメラの設定がなんだか変わってしまったらしく、暗い写真になってしまいました(^_^;) でも、雰囲気は明るかったですよ。
対談では、童話創作について、豆本作りについて、「いたずら心」は大切、といった話になりました。みなさん、メモを取りながら聞かれているのには、驚きました。メモを取るに値する話ができていたでしょうか(汗)。
いろんなタイプの豆本を持ってきたので、それも見てもらいました。豆本に興味を持ってくれるといいな~。
クリスマスも近いので、ささやかなプレゼントを用意していきました。中には折り本式の豆本が入っています。喜んでもらえて、よかった!
講座の後は、田村さんにちょっと飲みに連れていってもらいました。
そこには出版社の編集長も来ておられました。田村さん、なんでも4月に新しい本を出版するらしく、その追い込みで忙しいらしいのです。
私は他の方々と別のテーブルでおしゃべりしていたのですが、田村さん、ちょいちょいこちらにやってきてくれました。打ち合わせ、大丈夫だったかな?(^_^;)
手塚治虫記念館で開催中の「マルチクリエイター 松本かつぢの世界展」のフライヤーをいただきました。絵は田村セツコさん。じつは松本かつぢさんは、田村さんの師匠なのだそうです。「くるくるクルミちゃん」は、田村さんに大きな影響を与えたそうですよ。
この展示は、来年2月20日まで開催しています。ご興味のある方は、行かれてみてはいかがでしょう?
東逸子個展 ヘルシニア~光の残響~
東逸子さんの個展を観てきました。
東逸子 個展 ヘルシニア~光の残響~Kanon des Lichts der Hercynian
東さんの絵には、いつも、はっと心をつかまれます。
初めて原画を観たときは、絵と私の間に、時間とか空間とかが消えてしまったみたいでした。
私はお話を紡ぐ者なので、物語が見える絵に惹かれます。これは私個人の感覚なのですが。具体的に物語が浮かんでくるということでもなく、物語の音が聞こえると言うか、空気を感じると言うか……。
東さんの絵は美しい。細密。でもそれだけではなく、私の奥のなにかが揺さぶられる感じがするのです。描かれたまつ毛の一本一本が愛おしくなるような、遠くに描かれた星の一粒を懐かしく感じるような、不思議な感覚です。なにか、音が聞こえます。
興味を持たれた方、どうぞ観てください。