続・どんぐりも背くらべ

童話作家・九十九耕一のブログ

いざ、鎌倉!

 というわけで、鎌倉に行ってまいりました。
 立ち食い蕎麦で体を温め、まずは鶴岡八幡宮……

 ではなく、大鳥居に背を向け、八雲神社へ。
 八雲神社の御祭神は須佐之男命。私は須佐之男命にとてもご縁を感じているので、まずはそちらにお参りしました。この日1日楽しめるようご挨拶し、御朱印もいただきました。
 そのまま、少し戻る感じでレデンプトリスチン修道院に行き、クッキーを購入。

 素朴な味わいのクッキーです。割れやすいのでご注意……って、もう1枚割っちゃってるし!
 修道院の近くには東勝寺跡があります。鎌倉幕府滅亡の地。

 この少し先には「腹切やぐら」があります。このときは立ち入り禁止になっていましたが、鎌倉が古戦場であることを、しみじみ感じます。


 鶴岡八幡宮参道に戻り、北条泰時邸跡を見学。ガラス板が貼られていて、遺跡を真上から見ることができます。入場無料。

 鎌倉に来たら、鳩サブレーで有名な豊島屋本店にも行かねば。お菓子はもちろんおいしく、いたずら心にも富んだ、大好きなお店。また、「由比ガ浜海水浴場」「材木座海水浴場」「腰越海水浴場」の命名権鎌倉市が売り出すという呆れた政策を取ったときに、命名権を買い、そのままの名称にしたのも豊島屋なのです。
 めったに買えない上生菓子を購入。

 そして、「黒塀の鳩兵衛」のフィギュアも購入。どれが当たったかは、後ほど。



鶴岡八幡宮参拝前にすることがまだ少し。
まずはお茶休憩。倒れてしまった大銀杏の一部が展示されているカフェへ。この木の陰にに公暁が隠れていて、源実朝を討ったんだなぁ。

 歴史に思いを馳せながらも、鳩兵衛公開。欲を言えば、鳩サブレー持ってる子がよかったかな。でも、この子もかわいい。

 休憩の後、「大河ドラマ館」へ。『鎌倉殿の13人』の展示を観る。

 ドラマが完結した直後の見学。そりゃ高まります! 高まりすぎて、鎌倉の最高権力者になっちゃったよ(10秒ほど)。あ、コルクンも写っているの、わかります?

「私の鹿」にも会えました。

 

 公暁が持って歩いたので、髑髏には血がついています。

 




 いよいよ鶴岡八幡宮を参拝。青空に朱色が美しい。


  味のある狛犬

 参拝後、御朱印をいただいて、上旗弁天社にもお参り。ここのお社の裏には北条政子が腰をかけたという「政子石」があります。
 御朱印をいただこうと思ったら、なんと小銭入れがない! 御朱印のために100円玉、500円玉を入れてあり、1500円くらい入っていました。慌てて鶴岡八幡宮御朱印授与所へ戻り、問い合わせたところ、巫女さんがすぐに出してくれました。親切な方が届けてくれたそうです。ありがとうございます!
 こうして、無事、旗上弁財天社の御朱印もいただけました。

 ホッとひと安心ということで、お昼ご飯。小町通りをちょっと入ったところにある「和鮮」というお店で、海鮮丼をいただきました。人気店のようで、けっこう待ちました。店内カウンター席のみなので、席数が少ないこともありますね。
 海鮮丼(税別1300円)に、生しらすをトッピング(税別300円)。メニューの写真より具材が多く、ちょっと得した気分。エビの頭が入った味噌汁が嬉しい。

 お腹を満たして、今度は鶴岡八幡宮境内にある今宮へ。「境内」とは言っても拝殿からはだいぶ離れたところにあります。それもそのはずで、後鳥羽上皇をはじめとする3人の上皇が祀られているのが今宮。後鳥羽上皇の死後、立て続けに鎌倉によくないことが起こったので、鎮めるために建てたそうです。


 そのままてくてくと北鎌倉方面へ。目指すは建長寺

 どどーんと立派な山門。
 あ、拝観料は500円。受付の向かいに御朱印授与所があり、ここに御朱印帳を預けてからお詣りしてもいいそうです。今回は仏殿や法堂のずっと先にある半僧坊大権現にもお詣りするつもりだったので、先に御朱印をいただきました。

 半僧坊への道のりは、なかなかたいへん。とにかくひたすら階段を上る感じで、妻はすっかりバテバテでした。しかし、上では絶景が待っているとのことなので、がんばりましょう。
 ゴール手前では、烏天狗と大天狗がお出迎えしてくれます。

 お詣り前に、ちょっとひと息。夕暮れ時の一望。遠くに海も見えました。真ん中あたりで光って見えるのが建長寺

 富士山もきれいに見えました。

 狛犬に手を振って、半僧坊大権現を後に。


 そのまま北鎌倉へ。北鎌倉駅のすぐ近くには、松花堂という、けっこう有名な和菓子屋さんがあります。開いていれば「あがり羊羹」を購入したいところ。ちょっと急ぎ足でお店に向かったところ、運よく営業中。羊羹、買えました。

 材料に小麦粉も使われているこの羊羹は、いわゆる羊羹と水羊羹の間のような食感。つるんとしていて、甘さもしつこくなく、とてもおいしい! 買えてよかった。

 電車に乗り、大船へ。あらかじめ検索しておいた居酒屋で、この一日を〆るつもりでした。
 看板を見つけ、戸を開けると、この日は予約でいっぱいとのこと。でも、「1時間半でよろしければ、お席をご用意できます」と言ってもらえたので、ありがたく入店。海鮮で日本酒をきゅっと、と思っていたのだけれど……ややや? 座ったカウンター席の前では串焼きが。メニューにも、あんまりお魚がない。ネットで見たのとぜんぜん違う!と思ったら、なんと隣のお店に入ってました! まあ、ここも人気店らしく、串焼きもおいしかったのが救いでした(苦笑)。

 いろいろハプニングもありましたが、楽しい日帰り旅行でした。
 最後に、鎌倉市のマンホール。

 

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『しろくまちゃんのほっとけーき』豆本

 先日、『しろくまちゃんのほっとけーき』のチロルチョコが発売になりました。人気で入手困難になっているようですが、幸い購入でき、箱もいただけました。ポップも本の形で、かわいいですね。

 箱の内側もかわいい!

 そう言えば去年、『しろくまちゃんのほっとけーき』の記念切手が発売され、チラシをもらってきていたのを思い出しました。このチラシを使って豆本を作る機会は、今しかない!

 まず、絵の部分を切り抜き、上下2列に切り分けます。端にのりしろ部分を残しておくのを忘れずに(よく忘れる)。

 2枚を貼り合わせ、蛇腹折に。見返しをどうするかなどを考え、今回はこうした折りになりました。

 ホットケーキの部分も使いましょう。しろくまちゃんの足は切らないように避けて、と。

 こんな部分も使うことにしました。『しろくまちゃんのほっとけーき』のタイトル部分は表紙にしようと思っているので、本体よりちょっと大きめに切りました。

 細長く切り取ったホットケーキの部分。絵を数えてみると9コマあります。うーん、8コマなら、うまいこと見返しに使えたのになぁ。仕方ない、最後の完成したホットケーキは切っちゃいましょう。

 残り8コマを、見開き2ページに配置します。そのまま使えればよかったのですが、ちょっと幅広。なので絵と絵の間を切って、詰めちゃいます。フライパンの柄が隣の絵と被ってるので、斜めに切ります。この細かい作業はじつに面倒くさいのですが、豆本作家の燃える作業でもあります(苦笑)。
 8コマ全部切ったら、台紙に貼り合わせ、こんな見開きを作りました。

 ちなみに台紙は、チラシの余っている部分を使っています。

 チラシの余った部分を使って、足を切り落とさないようにして残したしろくまちゃんで1ページ作りました。

 こんなところもページとして使うのも、おもしろいですよ。

 すべてのページを貼り合わせ、蛇腹に折ったら、背をのり付けします。チラシの余った部分を、背を包むように貼って補強。

 最後に、タイトル部分を使って表紙を作ります。これで完成!

 最初のページと最後のページは、こんな感じ。焼きあがったホットケーキは、最後のページに使いました。

 中身はこうなりました。

 さあ、チロルチョコとお揃いの豆本を見ながら、ティータイムといきましょう。




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特別展 宝石―地球がうみだすキセキ― 国立科学博物館 

 ゴールデンウィークの只中とは言え、一応平日だから多少は空いているかと思い、行ってきました。
 久しぶりに上野駅で降りると……あれ? ここ、改札口だったような……? 行き止まりになっているので、いつもと違うところに出たのかと思いきや、改札口が移動してました。

 今までは改札口を出たら横断歩道を渡って上野公園に行かなければならなかったのですが、直通で行けるようになっていました。楽チン!
 チケットは事前に購入済み。しかしコロナ禍のご時世、入場時間も予約しないとなりません。ずいぶん早く着いてしまったので、喜久月に行って和菓子を購入。あを梅とゆず餅を購入。子どもの日を1日過ぎてしまったけれど、柏餅も買うことができました。喜久月のあを梅は、味噌の効いた餡が最高です。
 まだ時間があるので、子ども図書館へ。建物が美しいですよね。階段をパチリ。


 そうこうしているうちに時間となりました。
 入場時間を区切っているとは言え、なかなか混んでました。ほとんどが撮影OKなので、写真撮ってる人が多く、列に並んでもなかなか進まない状態。博物館側も順番に観ることは勧めておらず、空いたところから観ていくことを勧めていました。
 あっち行ったりこっちを観たりしているうちに、入口付近の巨大宝石の展示場所が空いたので記念写真。2.5mのアメシストドーム、どーん!

 紫外線を当てると光る石の展示。

 何枚かは張り切って撮ったのですが、肉眼で見る美しさと、お粗末な腕と性能がいいとは言えないスマホカメラで撮った写真との差があまりにも開いているので、早々に諦めました。

 あんなのとかそんなのとか、本当に美しかったのですが、私の腕にかかれば、まあこんな程度です(泣)。
 個人蔵のものすごい宝石は撮影NG。それはそれは美しく、あわや目がつぶれるところでした。近くにいた若い男性は、「こんなの、ルパン三世でしか知らない! ルパン三世が盗むやつでしょ!」と興奮していました。彼女はスルーしていたけれど、私は「だよねー」と思って聞いてました。

 眼福、眼福。美しいものをたくさん見て、ため息をついて会場を出たのですが……。
「ネギ、見た?」
「あ、見てない!」
 ネギとは、今回展示されているはずのトルマリンのこと。緑と白のツートンカラーで、見た目がネギそっくりなのです。それを見るのを楽しみにしていたのですが、順番にではなく、あっち観たりこっち観たりしていた結果、美しさ酔いもあってか、どうやらネギを見逃してしまったようです。痛恨!
 まあ、しかし、チケット代以上に楽しんだと思います。

 まだ時間が早かったので、飯田橋にある、気になっていたお店に行くことにしました。お店の名は「チャンキチャチャンテン」。漢字で書くと「贊記茶餐廳」となります。
『九龍ジェネリックロマンス』というマンガで、この店を参考にしたであろうメニューが登場しています。ポーローヤオと香港式ミルクティー

 甘くないメロンパンみたいなパンに、バターを挟んだもの。パンは温めてくれます。香港式ミルクティーエヴァミルクを使った濃厚なミルクティー。砂糖を入れて飲んだほうがおいしいかな。ちょっと疲れていたので、ほっとしました。

 妻のカップ内側には、広告が入っていました。当たり?

 ここまで来たら、東京大神宮にも行こうかということになりました。時刻は17時前。あまり遅い時間に神社にお参りするのは気が引けるのですが、まだ明るいし、行くことにしました。

 初めてのお参りです。東京の伊勢神宮とも言われ、縁結びの御利益がある神社だそうです。そのせいか、若い女性の参拝者が多いように見受けられました。
 お参りを済ませ御朱印をお願いすると、受付時間ギリギリ。でも、いただくことができました。
 なかなかに充実した休日でした。

 最後に、どうでもいい話ですが、上野公園のこの広場を見るたびに「天下一武闘会開くなら、会場はここだな」と思います。


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泉岳寺、水天宮

 長年、一度はお詣りに行きたいと思っていた泉岳寺に行ってきました。
 勤め先の若い人に「今度、泉岳寺に行くんだ」と言ったところ、「?」という反応。「ほら、四十七士のお墓があるお寺」
「?」
「……赤穂浪士って、知ってる?」
「アコー……ローシ?」
「じゃ、じゃあ、『忠臣蔵』は?」
「チューシングラ?」
 Oh! No!
 30歳以下の人は、『忠臣蔵』を知りませんでした。ショック!

 さて、私の住居から泉岳寺に行くには、高輪ゲートウェイ駅を利用することになります。できれば降り立ちたくなかった駅です。なぜこんな駅名になったのか! 「芝浜駅」だったら、落語好きの私はすぐさま利用したでしょう。でも、高輪ゲートウェイ駅じゃあねぇ……。だからと言って遠回りするのも嫌なので、仕方なく降り立ちました。


 ううっ、駅名のフォントにも違和感。

 若い人が『忠臣蔵』を知らない。利用したくない駅で降りなければならない。この痛手を癒すには、甘味しかありません。
 というわけで、泉岳寺のちょっと先にある松島屋へ。団子や豆大福で有名な人気店。お店に着いたのは10時半くらいでしたが、すでに行列ができていました。

 待つこと30分。さすがに団子は売り切れていましたが、豆大福は買うことができました。幸運なことに、柏餅も!


 さあ、いよいよ泉岳寺へ。「萬松山」と書かれた中門をくぐると、大石内蔵助銅像が迎えてくれます。

 山門を抜けると本堂が。

 まずはお詣りを。そして、左手社務所御朱印をいただきます。ちょうど御朱印帳が埋まってしまっていたので、新たに買い求めました。


お寺では御朱印帳ではなく「納経帳」というのですね。その名の通り、泉岳寺では納経してから御朱印をいただきます。
「納経」と言っても、難しくはありません。4種あるお経の中からひとつ選び、お経を筆ペンでなぞるだけです。私は「金剛般若波羅蜜経」を選んでみました。願分はこのご時世、「世界平和」としました。ロシア軍はただちにウクライナから撤退せよ!



 混み具合にもよるのでしょうが、御朱印を書いていただくのに少し時間がかかるようだったので、先に浅野内匠頭と四十七士のお墓参りへ。
 途中「首洗い井戸」という場所がありました。主君のお墓に行く前に、ここで吉良上野介の首を洗ったそうです。

 他にも、浅野内匠頭切腹した際に血がかかったという梅と石もありました。時代劇で見た場面を思い浮かべ、「あぁ……」と声を漏らしてしまいます。

 いよいよお墓へ。入口で線香を購入すると、このような形で渡されます。

 なにせお墓がいっぱいあるわけですから、最初から何十本もの線香をお供えするのはおすすめしません。どのお墓にも、少しずつお供えするのがよいのではないかと思います。

 とは言え、はやり「この人!」という気持ちはあるわけで、思い入れの強い人のお墓には、ちょっと多めに線香を取ってしまいます。
 お墓を回っていると、やけに線香がごうごうと燃えているお墓がありました。風向きなどでたまたまそうなったのでしょうが、そこが堀部安兵衛江のお墓だったのは、失礼ながらちょっと笑ってしまいました。勢いがあって、イメージそのままでしたから。
 浅野内匠頭の墓前では、アカデミー賞でのウィル・スミスの件を思い浮かべずにはいられませんでした。喧嘩両成敗。なのに、手を出したほうばかり咎められ、言葉による暴力・侮辱をしたほうにはお咎めなし。おかしいと思います。暴力はいけません。でも、そこに至った経緯を考えるべきでしょう。
 お墓参りの後に赤穂義士記念館、義士木像館も見ました。入館料500円。こちらを見て、赤穂浪士への思いを強くしてからお墓参りしてもよかったかな。とくに木像館では、それぞれの義士の年齢や、討ち入りの際の持ち場などが書かれていて、ぐっと気持ちが上がるのです。

 念願だったお詣りができて満足でしたが、まだお昼過ぎ。ちょっと足をのばして人形町の水天宮へ行くことに。建て替えてから、まだお参りしたことがなかったので。
 人形町と言ったら、甘味の街。柳屋のたい焼き、板倉屋・重盛永信堂の人形焼きも魅かれますが、今回は「東海」へ。

 黄身しぐれ、薯蕷饅頭、ワッフルを購入。ここの黄身しぐれは絶品!

 そして水天宮。わー、ずいぶん雰囲気変わったなー! 前にお参りしたのは、友人が初出産のとき。その時の子は今年高校生になったので、16年ぶり。なんとなんと。

 いい天気の中、お寺にも神社にも行けて、よき一日でした。

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当世ガチャガチャ見聞録

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 先日、池袋・サンシャイン60内にある「ガシャポンのデパート」に行ってきた。
ガシャポン」とは、コインを入れハンドルを回すとカプセルに入った商品が出てくるという、おなじみのマシーンのこと。「ガチャガチャ」「ガチャポン」など、いろいろな呼び方があるけれど、私が馴染みがあるのは「ガチャガチャ」だなー。
 私が子どもの頃は10円玉2枚入れるタイプが主流だった。一番古い記憶だと、商品はスーパーカー消しゴム。お歳暮などにもらうクッキー缶いっぱいに集めたものだ。小遣いのほとんどをつぎ込んでいたのではないだろうか? それなのに、今では手許に1個も残っていない……。ウルトラマン消しゴムとか、キン肉マン消しゴムなんかも集めた。『マカロニほうれん荘』や『うる星やつら』のもあった。おぼろげな記憶では『まことちゃん』に登場する「まこと虫」なんかもあったなぁ。
 50を過ぎた今でもガチャガチャはわりと好きで、買い物先のスーパーに設置されているマシーンは、ちょいちょいチェックしている。
 そんな私なので、ガシャポンのデパートには興味を持っておりました。
 いざ行ってみると……いや、すごい台数だ!

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 その数3000台以上! こんな密集地帯、見たことない!

 ガチャガチャの世界はどんどん発展している。アニメなどのキャラクター物はもちろんだけれど、「え? こんなものまで?」というものもある。また、ダンゴムシや亀、ダイオウグソクムシなど球体に近い形になる生き物のフィギュアは、カプセルすら不要になっているものもある。
 そして、これまで「捨てるもの」であったカプセルを利用した商品も出てきている。こちらは、カプセルがドレスの一部になる商品。発想と工夫に、いたく感心する。

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 大人になってガチャガチャから遠ざかっていた方は、その値段にも驚くでしょう。このガチャガチャは1回500円。技術が向上すれば、お値段も向上するのですな。今どき、20円でできるガチャガチャはないのです。安くて100円。200~500円が主流なのかな。ときには1000円を超えるものもあります。

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 高いか安いかは本人次第。私なんかはガチャガチャで500円なんて聞くとビビる古い世代だけれど、リサ・ラーソンのものが500円となれば安いと思うわけでして。ただ、欲しいものが出てくるとは限らないのが、ガチャガチャの怖いところであり、魅力ですなー。

 車やバイクなどのミニチュアを手許に置きたいと思う心理は、たいへんよくわかる。けれど今、日常見かけるあらゆるものがミニチュアになり、ガチャガチャのカプセルに入っている。

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「かわいい」と思う感性は人それぞれ。小さくなると、たいていのものがかわいく見えたりする。でも、それだけではなく、最近は人形と組み合わせて使うのに好まれてもいるようだ。ドールハウスという趣味の世界は昔からある。そういうものの流れもあるように思う。家具や工具なんかは、だいたい1/12スケールに合う感じじゃないのかな? なので、うちのコルクンたちには、ちょっと大きいのです。

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  ヘンテコなものもありまして。ツボにはまると「ぜひ欲しい!」となるのだけれど、ツボにはまらなければ意味不明の品。何がツボにはまるか自分でもわからないので、ガチャチェックは欠かせません。

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 なんと、家政婦・志麻さんのグッズまで!

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 会場全体をぐるっと見て回ったのだけれど、今回、お目当てのガチャガチャは設置されていなかった。3000台とは言っても、同じ商品を入れたマシーンが何台もあるので、実質2000台くらい? それでも充分すごい。
 見て回るだけでも、商品のアイデアに刺激されるから、けっこうおもしろい。また機会があったら行ってみよう。

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ゆうパック・ミステリー(そうでもなかった)

 先日、我が家で不可解なことが起こった。
 午後1時ごろ帰宅した私は、郵便受けにゆうパックの不在連絡票が入っていることに気づいた。私宛になっている。不在連絡票が投函された時刻は午後12時10分。私が帰宅する少し前だ。
 だが、妻はその時間、在宅していたと言う。それに玄関前には宅配ボックスを置いているので、不在ならそこに入れておいてもらえることになっている。配達物は冷凍でも冷蔵でもないし、ボックスに入らない大きさでもないようだ。必ず手渡しでないといけないようなものでもない。
 配達員さんが在宅の確認をしなかったのか? はたまた、妻がうたたねでもして呼び鈴に気づかなかったのか? ともかく、再配達してもらえば済む話だ。
 ところが、不在連絡票に書かれた送り主は、私の知らない名前だった。不審に思い、問い合わせ番号で調べてみたところ、福岡より発送されている。福岡に友人は、ひとりいる。けれど、友人からではなかった。
 怪しい。最近は商品を勝手に送りつけて、こちらが受け取ったことを理由に商品代を請求してくるという詐欺があるとも聞いていた。
 少し悩んだが、受け取り拒否することにした。もし知人からの贈り物だったら、なんらかの連絡をくれるだろう。そのときは謝罪して勘弁してもらおう。
 郵便局のお客様センターに問い合わせると「そういうことならば再配達の連絡をしないでおけば、期限切れを迎え、送り主に戻される」と教えてくれた。その策で行くことに決定した。
 ところが翌日、配達員さんが再度配達に来てくれた。私は留守で、妻が対応し、受け取り拒否の旨を伝えた。その際、送り主の住所をみたのだが、福岡ではなく新潟となっていたと言う。新潟となれば、親戚がたくさんいる。しかし、送り主の名前には、やはり覚えがない。
 しかし、この配達員さんのおかげで、ひとつの謎が解けた。うちの住所が間違っていて、階下の部屋番号が書かれていたのだ。前日の配達員さんはそのことに気づかず、階下の郵便受けに不在連絡票を入れたのだろう。階下の玄関には、宅配ボックスもない。そして階下の住人が間違いに気づき、我が家の郵便受けにそっと不在連絡票を入れてくれたのである。
 この配達員さんはとても親切な方で「受け取り拒否の旨はわかりました。でも、もしも、やっぱり受け取るとなったら、ご連絡ください」と、問い合わせ番号を書き写したメモを、妻に渡してくださった。
 さて、送り主が新潟在住だとわかれば、うっすら心当たりがある。先々月、個人的にはほとんど付き合いのない親戚がなくなり、その連絡を伯父からもらっていた。「香典出すなら、私が立て替えておくから、後日、私に送ってくれればいいよ」とのこと。私の亡くなった父とは年賀状をやり取りしていた方だったので、伯父にお願いすることにしたのだ。そのときの香典返しかもしれない。葬儀はたしか、亡くなった方のお孫さんが執り行ったので、荷の送り主はその方ではないだろうか?
 伯父に問い合わせると、やはりそうだった。どうりで覚えのない名前だった。発送場所が福岡だったのは、おそらく葬儀会社が手配したからであろう。
 そうとわかれば安心して受け取れる荷なのだけれど、再配達してもらうのはなんとも申し訳ない。少し遠いが、本局まで取りに行ってきた。
 無事お煎餅と羊羹の詰め合わせを受け取ることができて、ほっとひと安心。出かけたついでに、通りすがりのファミレスでモーニングを食べましたとさ。
 めでたし、めでたし。

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崎陽軒のシウマイブックカバーの作り方

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 崎陽軒のシウマイは、おいしいですね。私は醤油入れのひょうちゃんも集めているので、ときどき買って、楽しんでいます。今回のひょうちゃんは、こんな絵柄でした。

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 同じ絵柄であっても、表情とかが微妙に違っていたりして、それはそれで楽しめます。
 今回、「昔ながらのシウマイ 15個入り」を二箱購入したのですが、包み紙を見ているうちに「これでブックカバーを作ったらかわいいかも」と思いつきました。
 というわけで、包み紙は破らないよう、そっと開きましょう。

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 本を包んだときに、まるでシウマイの箱になるイメージでブックカバーを作っていきます。今回は四六版(128mm×188mm)の単行本のカバーを作ります。
 包み紙を切って貼り合わせるのですが、それぞれこのあたりで切るといいようです。のりしろになる部分も考えて切りましょう。

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 この2枚を貼り合わせます。貼り合わせた部分が、本の背になります。

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 腕に覚えのある方は、貼り合わせの際に、柄のつなぎ目も気にしてみましょう。合わせ目、わかりますか?

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 貼り合わせたら、本の大きさに合わせて上下を折ります。ぴったり同じ大きさに折るより、カバーの方がほんのわずかに大きいくらいにするといいでしょう。

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 上下が決まったら、本を包みます。簡単に両端を折り込むだけでもいいですが、本から外したカバーを包んでしまえば、読んでる最中にブックカバーがずれることもありません。その辺はお好みで。

 さて、ブックカバーは完成ですが、今回、紙袋に入ったようじもついていたので、これも使いましょう。しおりを作ります。
 まずは紙袋を丁寧に開きます。

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 シウマイの箱も使いましょう。ようじの袋の大きさに合わせ、縞模様が縦になるように切ります。油の染みてないところを選んでください。これ大事。

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 箱から切り取ったパーツをようじ袋で包むようにして、貼り合わせます。縞模様が見えるように。
 どうです? ようじが入っているみたいに見えませんか?

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 さあ、これで完成です。おいしそうな本のできあがり!
 シウマイをつまみに一杯やりながらの読書も、なかなかオツですよ。

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