ムーミンブックカバー
バレンタイン商戦真っ只中。かわいい箱がショーケースに並び、見るだけでも楽しいですね。
メリーチョコレートは毎年、ムーミンとのコラボチョコを出しています。今回、このパンフレットで、文庫本カバーを作ってみました。かわいいでしょ?
作り方をご紹介します。
材料はメリーチョコレートのパンフレット1枚。読み終わったら捨てちゃうなんて、もったいないかわいさです。
広げると、こんな感じ。
これを、3枚に切り分けます。
ブックカバーには上の2枚を使います。下の商品紹介ページはいらないのですが、糊を塗るときに下敷きにするといいですよ。
うちでは製本用ボンドを使っていますが、木工用ボンドでもOK。剝がれなければ、なんでも大丈夫です。
上の写真の左右を入れ替える形で、紺色の部分を貼り合わせます。のりしろは5~10mmくらい。ムーミンの絵柄のほうが上になるように貼るといいかと思います。
文庫本と合わせてみて、天地左右のバランスを考えます。ムーミンの絵が活きる感じにレイアウトします。
ひと口に「文庫本」と言っても、出版社によって少し高さが違います。カバーを使い回すことを考えたら、一番高さのある文庫本に合わせるのがいいですね。光文社文庫なんかは、けっこう高身長。
まずは正面の位置を決めましょう。左端は「MOOMIN」の文字が切れないように折りました。
左端の折り目に合わせ、文庫本を巻いてみます。本の端に合わせて、裏表紙側も折ります。包む本の厚みによって裏表紙の折り目は変わってきます。使えば使うほど折り目が増えることになりますが、そこは仕方ないですね(;^_^A
本を出してカバーを伸ばし、次は天地を折ります。パンフレットの大きさ的に、折り幅が短くなってしまいます。ちょっと折りにくいですね。
地の折り目は、赤いチェックのほんの少し上くらい。チェックの線を目印に定規を当て、いったん谷折りしてから山折りに折り返すときれいにいくかな?
折るときに、紙の端を持ち上げるのは、意外とやりにくいものです。カッターマットなどの端から紙が少しはみ出すよう置いておくと、持ち上げやすいですよ。
もう一度文庫本を折り目に合わせて置いて、天の折り目を決めてください。
はい、こんな感じに折りあがりました。
あとは文庫本を包めば、できあがり。
裏表紙はこんな感じでーす。
それでは、楽しい読書時間をお過ごしください。
ワークショップ用豆本新作!
ワークショップ用の豆本に『コルクンとのたのしいせいかつ』という作品があります。
その中で
「あける まえの コンビーフの かなぐを とられたときは、 ほんとうに こまりました。」
という文章と、下の写真が使われています。
しかしですよ。コンビーフの金具、昨年、無くなってしまったんですよね~。
この豆本テキストを発行した当初ですら、小学校低学年の子には「コンビーフの金具って、なに?」と言われていたのですが、現物が無くなってしまったとあっては、もはや時代にそぐわない作品になってしまいました(泣)。
というわけで、この豆本テキストは、ワークショップ用としてはお蔵入りとすることにしました。
ただ今それに代わる、新たな豆本テキストを製作中。
タイトルは『コルクンと かおハメパネル』!
乞う、ご期待!
世田谷アートフリマつながり展2020
9月19日、20日、「世田谷アートフリマ つながり展2020」に、豆本&ミニ紙バッグのワークショップで参加しました。
当初、世田谷アートフリマも開催予定でしたが、新型コロナウイルスの影響で中止。つながり展とワークショップのみ開催となりました。ワークショップも、手の消毒はもちろん、講師はマスクとフェイスシールド着用です。時間を区切った完全予約制で、席が空いていれば飛び込みも可、ということで始まりました……が。
お客さん、ぜんぜん来ないですねー(苦笑)。初日は16時からの回に2名のみ。コロナで人の集まる所を避けていること、朝から雨予報だったこと、アートフリマが中止になったことなどを考えると、仕方ないです。いつもは豆本のみですが、今回ミニ紙バッグもつけて、お値段据え置き! というお得なワークショップだったのですが、残念です。
ただ、時間をたっぷり使ったワークショップになったので、参加してくださった方には喜んでいただけました。喜んでくれる方がいると「ああ、やってよかった!」と、心から思えますねー。
二日目、ワークショップ前に太子堂八幡神社へお詣り。三軒茶屋には何度も来ているのに、一度もお詣りをしたことがなかったのです。
手を合わせ、ご挨拶をすると、晴れやかな気分になります。キャロットタワーから500メートルくらいかな? ちょっと離れていますが、これから三茶に行った折には、ご挨拶しようと思います。御朱印もいただけました。
さらに松陰神社前まで足を延ばします。ブーランジェリー・スドウのパンと、メルシーベイクの焼き菓子が目当てだったのですが……スドウは定休日、メルシーベイクは11時開店と撃沈! 世田谷線の招き猫バージョンに乗れたのが、せめてものなぐさめでした。
この日は11時の回に2名の予約が入っていました。小学校中学年くらいの子とお母さん。「豆本とミニ紙バッグを作るよ」と言うと「え! ふたつも作れるの⁉」という嬉しい反応。俄然やる気が出てきます。
この日もたっぷり時間をかけて作り、展示品の豆本やミニ紙バッグをじっくり見てもらいました。
それからしばらくは、することなし。あまりに退屈なので、駅でもらってきたフリーペーパーで巨大ロボット(!)を作っちゃいました。ステンレス製のジューサーミキサーかなんかの広告ページを使いました。金属っぽい質感が出たかな? 目が光っているように見えますが、これはほかのページで、夜の観覧車の写真があったので、輪っかの内側の支柱部分を切り抜いたもの。首と腕は動きます。
そうこうしているうちに、16時に飛び込みのお客さんが1名。知り合いが、私がワークショップを開いていることを聞きつけ、来てくれました。ありがたいことです。
熱心に作ってくれる姿を見ると、元気が出ます。
二日間のワークショップの打ち上げは、自宅で。でも豪勢に。升本のミニ弁当、メゴチとアナゴの天ぷら、カツオのたたき。魚屋さんでイサキが安かったので、刺身と潮汁を作りました。迎え撃つお酒は「東光 限定純米吟醸」。
また大勢の人が笑って集まれる日々が、早く戻ってくることを祈ります。
鶯谷・小野照崎神社 元三島神社
鶯谷駅近辺の神社をお参りしました。
まず向かったのが、小野照崎神社。御祭神は小野篁命(おののたかむらのみこと)。百人一首の「わたの原八十嶋かけて漕ぎ出でぬと人には告げよ海士のつり船」を詠んだ方です。学問・芸能の神として祀られています。
そう広くはない神社ですが、境内末社の数は多いです。
そのためもあって、神使も狛犬や神狐以外も見ることができます。
富士浅間神社。こちらの入り口は、猿が守っていました。
頭が作り直されているのは、参拝客が撫でていくからなんでしょうね。
稲荷神社であり、織姫神社でもあるこちらの末社は、もちろん神狐が守っているのですが、ちょっとフェレットみたいな体形ですね。
くつろいでいたのは、たぶん、神猫ではないと思われます。
三峰神社もありました。
ここを守っているのは、やはり狼ですね。
御朱印をいただいて、お参り終了。
次に向かったのは、鶯谷駅ホームから見えていて、いつも気になっていた神社・元三島神社です。
こちらの御祭神は大山祇命(おおやまみちのみこと)と伊佐那岐命(いざなぎのみこと)。
相殿神として和足彦命(やまとたりひこのみこと)・身島姫命(みしまひめのみこと)・上津姫命(かみつひめのみこと)・下津姫命(しもつひめのみこと)が祀られているそうです。和足彦命は磐長姫命、身島姫命は木花咲耶姫命みたいです。しかし、上津姫命も磐長姫命、下津姫命も木花咲耶姫命ととも考えられているそうで、この辺、どうなってるんでしょう?
御朱印帳を購入しましたが、矢をくわえた白鷺が波間を飛ぶ絵柄。白鷺は大山祇命の使いだそうです。
お参りが終わり、お腹も減ったところで、グルメタイム。
今日はお餅の専門店・月光に行きました。丼餅、月光しるこ、期間限定のずんだ餅を注文(妻とシェアして食べました)。朝から杵と臼でつくというお餅は柔らかくて、とてもおいしかったです!
開店とほぼ同時に入ったので、お餅も一番柔らかい状態だったのではないでしょうか?
丼餅には3種の薬味が付いています。ちょっとずつ使って、楽しみました。残った薬味は、最後につゆに入れ、全部飲んじゃいました。しょっぱいおつゆですが、汗をかいていたこともあって、おいしかったです。
月光しるこは、生姜が効いています。さっぱりした後味になりますね。
ずんだは粗びきで、ほどよい甘さでした。
暑かったけれど、いいお参りでした~。
「のろぽち」の作り方
呪いのぽち袋、「のろぽち」の作り方をご紹介します。
「のろぽち」とは、テレビガイド誌の映画紹介ページを使って作る、小さなポチ袋です。渡された人は、つい記事を読んでしまうという、小さな呪いがかけられています。
さて、我が家では「大人のデジタルTVナビ」を購読しています。
映画紹介ページには、その月にテレビで放映される映画の紹介欄が、ずらりと並んでいます。しかも、切ったり折ったりするのに具合のいいガイドラインまで引かれているじゃありませんか! 詳しくは知りませんが、どのテレビガイド誌の映画紹介ページも、似たようなレイアウトなんじゃないでしょうか?
さっそく作っていきましょう。
まず、好きな映画を選びます。どの映画でぽち袋を作るかで、作り手の趣味が窺えますね。今回は、みんな大好き『となりのトトロ』で作りましょう。
タイトルは折り返してフタにするので、必ず残して切り抜きましょう。袋の裏面には、隣の記事を使うので、これも残しておきます。あと、袋の底を作らなければならないので、底ののりしろ部分も残します。表に使いたい欄の下にも記事がある場合は、タイトル部分がちょうどのりしろに使えます。
袋にするのに、余分な部分を切り取ります。折り返すフタ部分や、のりしろの両端は、斜めに切ると作りやすいです。
あとはのりづけすれば、できあがり。簡単でしょ?
「のろぽち」も少し進化しました。作り始めたころは「ぽち袋の表だけ読めればいい」というスタンスでした。裏面は「読まない」という意識で作っていました。
しかし、裏も読めるようにすることで、呪いのレベルが上がることに気づきました。
裏面になる記事は、タイトルを切りおとしてしまっています。なので、もらった側は、写真とあらすじのさわりしか知ることができません。気になったら記事を手掛かりに検索するしかないでしょう。
また、フタを開けた状態で裏面を見ると、別の映画のタイトルが表示されている状態になります。これを勘違いしてDVDを借りてしまうと、非常に残念なことになるでしょう。
記事とタイトルに明らかな違和感があれば、勘違いせずに済みます。しかし、たまたま記事の内容とタイトルの雰囲気が合致してしまうと、呪いのレベルはマックスになります。アップしたこの「のろぽち」は、「テレビ初」までもが重なってしまい、最強の呪いが完成しました。
さあ、あなたも、気軽に友人知人を呪ってみませんか?
父・他界
8月9日午前2時、救急隊から電話がありました。父が心肺停止状態で、これから病院へ搬送するとのこと。信じられない知らせでした。
父は2年半前、脳梗塞のため入院。その後、リハビリ病院、老健を経て、特別養護老人ホームに入所しました。リハビリ病院ではある程度の回復も見せましたが、特養に入所していた母が他界し、がっくりとやる気を失ってしまいました。
母がなくなって2年。父は特養で生活を送っていましたが、やはり少しずつ衰えてはいました。毎週2~3回、面会に行っていたのですが、新型コロナウイルスの影響でそれができなくなりました。電話で話すことはできましたが、やはり会えないことで、衰えが進んでしまっているように感じていました。
7月4日深夜、息が苦しそうだということで、救急車で病院へ。心不全と診断され、そのまま入院。このときは2週間で退院することができました。
8月4日、今度は低血糖で病院へ運ばれましたが、このときはすぐに回復し、その日のうちに特養に戻ることができました。
8月7日、予約をしておいた面会日で、ビニールシート越しではありましたが、15分ほど話すことができました。
声が小さく、こちらの声も届きにくいので、最後は近くに行ってしまいましたが、職員の方々も大目に見てくれました。「また来るね」と言って別れたのですが、最後は手を振ってくれました。
その翌日の深夜2時(なので、正確には日付をまたいで翌々日)、救急隊から電話。病院に搬送されるも、息を吹き返すことはありませんでした。虚血性心不全とのことです。
変死扱いになるそうで、警察で検死してから、自宅へ久しぶりに戻ってきました。父の表情は、ほっとしているようでもあり、微笑んでいるようでもありました。母に会えたんだろうなと思います。
13日、お通夜。14日、告別式。新型コロナウイルスに加え、猛暑ということもあり、遠方に住む親戚は参列できず、じつに悔しい思いをしたと思います。
それでも思っていた以上の方々が、父を見送ってくださいました。また、葬儀には出席できなかったけれどお悔やみの言葉をたくさんいただきました。本当に、ありがとうございます。
父は今、天国で母とデートしていると思います。