続・どんぐりも背くらべ

童話作家・九十九耕一のブログ

豆本教室in月光原小学校

 目黒区・月光原小学校で、豆本&お話作りのワークショップをしてきました。
「月光原(げっこうはら)」なんて、なんだかファンタジックな名前ですね。由来を聞こうと思っていたのに、ワークショップの準備をしているうちに、聞くのをすっかり忘れてしまいました。がっくり。

 今回、1~3年生の子、11名が参加してくれました。

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「小学校によってカラーがある」という話を聞いたことがありますが、どうやらそういうことって、あるみたいです。他の小学校でも、1~2年生のみのクラスを開いたことがありますが、ものすごくにぎやかで、時おり「はい、聴いて!」と大きめの声で注目を集めなくてはなりませんでした。けれど今回の受講生、年齢は同じですが、比較的静かでした。人数の違いもあるでしょうが。

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 キャラクター作りでも、おもしろい違いを見ることができました。
 コルク人形の写真を見せて、名前や性格、住んでいるところ、好きなものなどを考えてもらうという内容です。
「年齢」という項目に、大きな違いが見られました。別の小学校では「10000000000000才」なんて書き込みがちらほら見られたのですが、今回は「3~28才」と、かなりまとまった数字になりました。
「性別」という項目には「男・女・なし」のいずれかに丸をつけてもらうのですが、「オネエ」「おかま」という書き込みをした子は、今回はひとりもいませんでした。
 こんな違いを生で感じることができたのは、ワークショップのおかげです。勉強になります。

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 豆本作りに興味を持った子もいれば、キャラクター作りのほうに興味を持った子もいます。
「おかわり」を求める子がいたのも、ちょっとおもしろかったですね。「家で作りたいから、豆本キットをもうひとつ」「従姉妹と考えるから、キャラクター表をもう1枚」なんて具合に。
 ワークショップをやった甲斐があります。オリジナル作品に繋げてもらえたら、嬉しいですね~。


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