続・どんぐりも背くらべ

童話作家・九十九耕一のブログ

福岡旅行4 筥崎宮とパンストック

 小倉を後にし、向かったのは箱崎。ここには「パンストック(pain stock)」という、おいしいパン屋さんがある。 宿の夜食として、ぜひとも押さえておきたい。
 しかし、パンを買うためだけに途中下車するのは、あまりにもったいない。なにかほかにないか?
 あります、あります! 「日本三大八幡」のひとつに数えられる筥崎宮! 神社のほうは珍しい「はこ」の字を使うのだなー。

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 雨の中、しっとりと参拝。御祭神は応神天皇応神天皇の母の神功皇后玉依姫命
 拝殿に「敵国降伏」という、なにやら穏やかでない文字が。これは鎌倉時代元寇、いわゆる蒙古襲来に起源があるようです。外敵退散を祈願して、神門に敵国降伏の額が掲げられたそうです。

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 元寇では、筥崎宮も焼かれてしまったそうですが、そのことが八幡大神の怒りを買い、神風が吹き、元軍を海に沈めたとも伝えられているとか。
 また、八幡大神の化身として30人の白装束の兵が筥崎宮より現れ、矢を放ち、元軍を海に撤退させたという伝説もあるそうです。

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 強そうな狛犬
 一方で、末社の稲荷社には、こんな狛犬も! 狐ではなく、狛犬なんですねー。

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 苔が愛らしいバックショット。

 参拝を終え、御朱印をいただき、今度はパン屋さんへ。悲しいことに、パンストックは筥崎宮とは逆方向。駅を通り過ぎ、急ぎ足。と言うのも、人気店なので、お目当てのパンが売り切れちゃうかもしれないのです。
「まだなのか? まだパン屋は見えないのか?」
 心配になり、地図を確認し、たどり着きました!

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 めんたいフランス。このお店の看板商品のひとつです。
「おいしいパンを食べたい!」「福岡で明太子を食べたい!」そんなふたつの願いをいっぺんに叶えてくれるのが、めんたいフランス様なのです。
 午後5時近く。人気店でパンを買うには、ちょっと遅い時間。心配しながら店内に入ると、まだパンがいろいろありました! よかったー。雨なのが、返って幸いだったのかも。
 が。めんたいフランスが見当たりません。もう売り切れてしまったか?
 店員さんに訊いてみたら、めんたいフランスだけはレジで注文するというシステムでした。残り少なかったけど、なんとか買えました!

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 宿に戻る前に、もう1軒寄り道。天神駅で下車し、天ぷらの「ひらお」へ。
 今回の旅で出発の際、穴守稲荷駅近くの店でひどい天丼を食べてしまいましたが、はたして厄落としはできているのか?
 天ぷら定食、770円。定食と言えば、天ぷらが皿に乗っていっぺんに出されるイメージですが、ここは揚げたてを数度に分けて出してくれます。
 厄落とし、できてた! おいしい! 衣が軽くて、しつこくない。
 しかも、イカの塩からと野沢菜が食べ放題。こりゃ、ビールも進むわ。

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 天ぷら単品も追加注文して、大満足でした~。

 お腹いっぱいにしたはずなのに、宿では夜食。パンストックのパンを堪能。このために持って来たトースターの活躍が光る! めんたいフランス、おいしかった~!

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 ゲップ。


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