続・どんぐりも背くらべ

童話作家・九十九耕一のブログ

ヒグチユウコ展 CIRCUS

 1月19日、土曜日。この日は楽しみにしていた「ヒグチユウコ展 CIRCUS」の初日。重い体を布団から引きはがし、冷たい空気の中に飛び込んでいきました。

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 世田谷文学館に着いたのは9時25分。すでに長蛇の列! 最後尾に並び、スタッフに「何人くらい並んでるんですか?」と尋ねたところ「わかりません」とのこと。ん? その手のカウンターはなんのため?
 おそらく彼は、途中で変なとこを押してしまい、途中でカウンターをリセットしてしまったのでしょう。尋ねられ、表示を見てみると38人。

「……わかりません」
 なるほど。

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 その後も列はどんどん長くなっていきます。
「展示を先にご覧になる方は、入口にお越しくださーい!」
 開館すると、スタッフの声が響きました。そう、開館すると列はふたつに分かれるのです。展示を先に見る人と、ショップで先に買いものをしたい人の列。9割8分はショップを先に見たい。限定品もあり、売り切れが怖いですもんね。展示を先に見ると、ショップに入るにはまた最後尾に並ばなければならないのです。

 入口にたどり着いたのが、並び始めて1時間半後。会場内でも並び、さらに待つこと45分。たいへんショックなお知らせが。
 ショップがパンク状態になり、入場制限をかけることになりました! 整理券に書かれたのは15:00……。展示の後に別の予定があったのですが、もう諦めるしかありません。
 しかし、私などまだマシなほうで、10分後に来た人たちは、もう整理券すらもらえず、ショップを目の前にして買い物ができない状態。長時間並んだのに、これは……。後日改めて来る、ということができない人もいます。つらいなぁ。自分がその立場だったら、どれほどガッカリするでしょう。
 開場側も準備を整えたつもりでしょうが、それを遥かに上回る人が来場したんですね。やってみないとわからないことはあります。でも、こうしたことを言えるのは、なんとか買い物できたからで、目の前で扉を閉められたら、やっぱり悔しくてたまらないでしょう。


 気を取り直して、展示会場へ。

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 もやもやを忘れますね!
 細密で、かわいくて、おもしろくて、ちょっとキモかったりもして。ヒグチワールドに引き込まれます! ギュスターヴくんは、とくにお気に入りのキャラ。

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 こけしも展示されていました。これは民芸店に並んでいたら、さぞかし目を引くことでしょう。
 何点の原画が展示されていたのでしょうか? たっぷり観られて、大満足です。
 印象に残ったのは、ちょっと変化球ですが、ガッツ星人の絵です。『ウルトラセブン』の「セブン暗殺計画」に登場する宇宙人で、インコみたいな頭部をしています。観たとたん、「うん! ガッツ星人って、ヒグチユウコっぽい!」と思いました。絵葉書があったら、欲しかった。

f:id:korukun9951:20190120204729j:plain『ヒグチユウコ画集CIRCUS』より


 フィギュアも先行販売。こちらは潤沢に用意されていて、なんの問題もなく、どなたでも購入することができたようです。
 クッキーの箱が、フィギュアのサイズにぴったり! コルクンはちょっと大きく見えますね。

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 私の豆本とこはるちゃんのコラボ。『ほんやのねこ』っぽい?

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 もやもやした部分もありましたが、展示はとっても楽しかったです。機会があれば、もう一度行きたいなー。


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