続・どんぐりも背くらべ

童話作家・九十九耕一のブログ

立川・阿豆佐味天神社と猫返し神社

 恩師が病気で入院してしまいました。面会も禁止されるほど重篤な状態だったので、できることと言ったら、祈ることだけ。そうしたわけで、入院先近くの神社にお参りに行ってきました。
 立川の阿豆佐味天神社。ここを選んだのには訳があるのですが、それは追々。
 玉川モノレール・砂川七番駅から歩いたのですが、地図で見たときにはすぐ近くのように思いましたが、ちょっと遠かった。この日は暑かったので、なおさら距離を感じました。

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 手水舎。狛犬の口から水が出ています。

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 まずは拝殿にてご挨拶。

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 祭神は少彦名命(すくなひこなのみこと)、天児屋根命(あめのこやねのみこと)の二柱。少彦名命は医学の神様でもあります。なので、先生の病気が早く治るようにお祈りしました。

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 阿豆佐味天神社には境内社があります。もちろん、そちらにもご挨拶を。
 境内社は蚕影神社、八雲神社、疱瘡社、稲荷社、天神社、御嶽神社浅間神社、金刀比羅社、八坂大神社が、ひとつのお社に祀られています。

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 そのうち蚕影神社は「猫返し神社」とも呼ばれています。お社の前には「ただいま猫」の像が。お参り前に撫で、お参り後に見ると、表情が変わって見えるとのこと。猫がいなくなってしまったときにお参りすると、ひょっこり戻ってくるのだそうです。

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 神社のホームページを見ると「猫返し神社」の命名は、ジャズピアニストの山下洋輔さんだそうです。彼の猫がいなくなって、探し回っていたところ、この神社にたどり着き、お参りをしたら戻ってきそうです。しかも、1度だけではなく、2度も!「これは御利益だ!」と思った山下洋輔さんは、「越天楽(えてんらく)」という雅楽をピアノで演奏し、これを録音し奉納したのだそうです。
 境内では、この「越天楽」が流れています。
 私の先生は大の猫好きで、もう8割がた猫だと言ってもいいでしょう。そんなわけで、猫返し神社にお参りすれば、無事退院できるのではないかと……。
 お参りのときは、いつ亡くなってもおかしくない状態にまでなっていたのですが、なんとか回復してくれました! 近いうちに、お見舞いも許される状態になるのではないかと。
 猫返し神社。猫好きな人の病気平癒にも、御利益があるのかもしれません。
 味のある狛犬もいます。

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 境内社の隣に、立川水天宮もあります。

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 とても人気のある水天宮のようで、この日もお参りする方をなん組か見かけました。
 子どもが思わず笑顔になるような狛犬がいます。

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 水天宮の前には「唐子手水鉢」があります。これは幕末に奉納されたものだそうです。鉢の底を、4人の唐子が支えています。

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 他にも、水天宮なので犬を見かけます。「歯固め石納め所」なんていうのもありました。

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 御朱印をいただこうと思ったら、ちょうど神主さんがお昼休憩に行っているところでした。では私もお昼をと思ったのですが、近くの回転すしは行列になっていて、とても並ぶ気になれない状態。検索したらハンバーグレストランがあったので、そちらへ行ってみるも、なんと改装中! 暑いので、それ以上歩く気力もなく、境内の木陰で、おとなしく待ちました~。ああ、越天楽が心地よい。

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