続・どんぐりも背くらべ

童話作家・九十九耕一のブログ

レオナルド・ダ・ヴィンチ ー天才の挑戦

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 江戸東京博物館で開催中の、レオナルド・ダ・ヴィンチの展示を観てきました。
 今回「糸巻きの聖母」という絵が日本初公開ということで、それも楽しみではあったのですが、直筆ノート「鳥の飛翔に関する手稿」に興味を惹かれました。こちらも日本初公開!

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 行ったのは土曜日。「3時過ぎに入れば、けっこう空いてるのでは?」という読みだったのですが、かなり混んでました。ダ・ヴィンチの人気、侮っていたようです。しかも前日にテレビで紹介されたそうで、その影響もあったのかも。
 それでも、なんとかしっかり観て回りました。デッサン、精緻で興味深かったです。
 お目当ての「鳥の飛翔に関する手稿」は、のコーナーは、初公開のわりには、空いていたほうかな?
 館内はもちろん撮影禁止なのですが、販売コーナーでこのノートのレプリカが1500円であったので、購入しました。読めないけど、面白い! ワクワクします。

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 観ていると「こりゃあ、飛ぶもの、作れるんじゃない?」と思えてきます。

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 観察、考察の詳しさも面白いのですが、このノート、ところどころ、研究に関係ない絵が描かれているのも面白い。たぶん、一度にいろんなことを同時進行で考えていて、飛行機がメインなんだけど「お、なるほど、この葉はこうなっているのか」とか思って、デッサンしちゃうのでしょう。
 自画像らしきものもあった。

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 笑ってしまったのが、こちら。

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 飛行実験の際、飛行機に乗る人を説得するために書かれた絵だそうです。飛行機の下に描かれているのは、皮袋を巻きつけた人の絵。「万が一落ちても、これなら大丈夫だからさー」とか言って説得したんでしょうね。私の頭の中では、ダ・ヴィンチに説得されている大泉洋の姿が浮かんでしまいました。「これで大丈夫」と言うダ・ヴィンチに「いやいやいやいや、無理でしょう!」って拒否する大泉洋
 結局、実験はやったんでしょうか?

「糸巻きの聖母」は、観るまで1時間待ちでした。
 この時代の「ぼかし技法」って、すごいんじゃないでしょうか? 立体感というか、質感というか、そういうものが感じられます。
 この絵の額も、当時のものなのかな? 相当古く見えました。それとも、額職人が古びの技を使ったものなんでしょうか? ちょっと額にもドキドキしました。

 最後に、ダ・ヴィンチの肖像を載せて、今回の日記を締めくくりましょう。

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