続・どんぐりも背くらべ

童話作家・九十九耕一のブログ

ピーターラビット豆本 第2弾 52円切手編

 先日、ピーターラビット記念切手で作った豆本を紹介しました。このときは82円切手のチラシを使って作りましたが、今回は52円切手のチラシを使って作りました。
 今回は作り方も紹介しますので、よかったら作ってみてください。

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 まずは、切手の絵柄の部分をカットします。貼り合わせる際の「のりしろ」も計算に入れて切っていきましょう。
左側1列は、切手左の、小さなピーターの絵も残して切ります。右1列は、ピーター側は切手の端ギリギリで切りますが、左側は中央の余白部分を付けたままにします。上下は切手の端ギリギリで切ってください。

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 切り抜いた絵を、並べて、左端を折りましょう。小さなピーターの絵がついているページは谷折り、ついてないページは山折りです。これらを蛇腹折りになるよう接着します。

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 チラシ左側の端を、ページ+のりしろの大きさに切り、蛇腹折りの両端に接着。これは見返し部分になります。
 表紙側の見返しには、小さなピーターラビットを4羽、貼りつけます。
 裏表紙側の見返しには、色見本のピーターと、切手左列上部にあるマークを貼りつけました。
 どちらも隙間は、チラシの適当な部分を切り貼して埋めます。

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 蛇腹折りを束ねて、背にボンドを塗ります。
 背の高さより少し短めに切った紙を貼りつけます。貼りつける紙は、新聞紙程度の薄さのものがいいでしょう。

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 表紙を作ります。チラシ右上のマークが表紙になるように、背表紙、折り返し部分も計算に入れ、切り抜きます。縦幅は、本体より少し大きめに。マークから上下1.5mmくらい余裕を取るといいです。
 マークの両端に少しかかるように折ると、ちょうどいい幅になります。
 両端を折り、接着します。表紙側の折り返しは、少し長さが足らないので、チラシのいらない部分を2mmの幅で切って、貼り足しましょう。

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 裏表紙には、チラシ裏の⑥の絵を使いました。これを表紙の大きさに切り抜き、裏表紙の部分に接着します。
 そして、本体と表紙を接着しましょう。これで本は完成です。

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 チラシには、大きく印刷されたピーターが残っています。これを使って、函を作ります。ピーターの顔と、抱えている「Peter Rabbit」の文字を使います。うまく切り抜いて、貼り合わせましょう。
 こんな形になりました。

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 絵柄を活かすため、ちょっと不規則な形になります。足らない部分は、チラシの余っている部分を貼り足しました。
 本体の大きさピッタリに作ってしまうと、収めることはできても、出せなくなってしまいます。ゆるめに収まる寸法に!
 これをうまく折り貼りすると、函ができます。

 残っている、小さなピーターラビットの絵を使い、栞を作ります。
 ピーターを残すように切り抜き、やや太めの針で穴をあけます。針山の上でなら、簡単に穴があけられますよ。

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 細い縫い針を使い、穴に糸を通し、くくります。糸を適当な長さに切れば、栞のできあがり。

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 さあ、これでできあがりです。かわいい、ミニミニ絵本になりました。

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 見返しはこんな感じ。

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 読みかけで閉じるときには、栞を挟んで。

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 ピーターラビット記念切手、今回は82円、52円と2種類のシートが発売となったので、2冊の絵本ができました~。

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