続・どんぐりも背くらべ

童話作家・九十九耕一のブログ

青の選手権

 先日、大手ビール会社4社が出している「糖質0、プリン体0」の発泡酒を飲み比べてみた。どれが一番おいしいのか、九十九杯争奪選手権! ……なんてことを謳うなら、どれもいっしょに飲まなくてはならないのだけれど、結局バラバラに飲んじゃいました(^_^;)
 というわけで、めちゃめちゃ不公正な選手権です。
 さあ、気を取り直して、選手たちの入場です! どの選手もブルーのユニフォームを着用! どうやらダブルゼロのイメージカラーは共通してブルーのようです。

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 選手の紹介です。
 ゼッケン番号1番「キリン淡麗プラチナダブル」。神獣キリンの絵をよく見ると「キ」「リ」「ン」の3文字が隠されていることは、ご存じの方も多いと思います。神秘性の中にも遊び心あるパッケージ。
 キリン 淡麗プラチナダブル プリン体ゼロ×糖質ゼロで本当にうまいのか!? うまさ検証キャンペーン


 ゼッケン番号2番「サントリーおいしいZERO」。創業者の「鳥井さん」から「サントリー」という社名になったという俗説もありますが、正しくは「鳥井信治郎」と、赤玉ポートワインに描かれた日の丸、つまり太陽とを合わせ「サントリー」なったそうです。
 プリン体ゼロ サントリーおいしいZERO(ゼロ)|ビール サントリー

 ゼッケン番号3番「アサヒ スーパーゼロ」。「日出づる国のビール、旭日昇天のごとくあれ」との願いを込めた社名。創業者は鳥井駒吉氏。サントリーと同じ「鳥井」ですが、関係はないもよう。
アサヒ スーパーゼロ|ブランドサイト|発泡酒|アサヒビール

 ゼッケン番号4番「サッポロ極ZERO」。創業の地を社名したのが由来ですが、昭和18年に「ビール」の商標が禁止されたため、一時はブランドが消滅したこともありました。アサヒとの合併などもしており、波瀾万丈な歴史があります。
極ZERO | サッポロビール


 以上4選手によって九十九杯が争われました。キリンとサッポロがなかなか競ったけれど、私の舌にはわずかにキリンか?
 というわけで、今回の優勝は「キリン淡麗プラチナダブル」に決定! おめでとう、プラチナダブル!

「糖質0」にすると、どうも酸味を感じることが多い。味だけで言うなら、やっぱりビールのほうがおいしいと思う。でも、各社の企業努力で、発泡酒、新ジャンルの味は、どんどんビールに近づいている。
「糖質0? プリン体0? ケッ!」と思う人もいるでしょう。でもね、これは、例えば糖尿病の人も飲めるお酒なのです。食事制限で、なかなか食べたいものが食べられない人はたくさんいます。ビールが大好きな人だっているでしょう。
 食事は大きな楽しみであって、それが自由にならないのは、たいへんにストレスが溜ります。そんな人たちにとって、この「0」は、どんなに嬉しいものでしょう?
 だから、ビールだけでなく、いろんな飲料、食料会社に「0」もしくは低い数値の商品を作っていただきたいです。
 がんばれ、「0」!



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