続・どんぐりも背くらべ

童話作家・九十九耕一のブログ

豆本棚

 某カルチャースクールでの、夏休み子どもワークショップ用の豆本棚を制作中。豆本と、それを収める本棚を作るワークショップです。

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 豆本用の本棚を作るだけならわけないのですが、「小学校低学年でも作れるもの」という条件が付くと、考える側にとっては格段に難しくなります。
 材料は厚紙が扱いやすいでしょう。最初、外枠を作り、小箱を三つ作ってはめ込む、という方法を考えました。強度が出ると思ったので、
 しかし、外枠にぴったり収まるように三つの小箱を作るのは、小学生には難易度が高すぎると判断。入れるのが豆本だし、そんなに強度は重視しない、という方向で行くことに。棚板の両端を折り曲げ、外枠に収める作り方で行くことにしました。
 一番上の段は、本の面を見せる形に。これは、見栄えのよさ、本棚に入れる本を少なくすること、上段を軽くすることなどが狙いです。
 本棚の外側には、きれいな紙を貼ることにしたのですが、試作品に使用したのが伊勢丹の包装紙。カルチャースクールから「大人の事情で、パンフレットに載せられない」と言われてしまいました。そこまで考えなかったわー(苦笑)。

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 柄だけでもそれとわかるのに、本を抜いたら、ばっちり「ISETAN」のロゴが。

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 作り直しとなったわけですが、おかげで幅広のマスキングテープを使うことを思いつきました。ノリを塗って一発勝負の包装紙よりも、失敗しても剥がすことができるマスキングテープのほうが小学生向きでしょう。「長持ち」という面では、少々難がありますが。

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 これから、改良をしていくつもりです。子どもたちに楽しんでもらえるといいなー。


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