続・どんぐりも背くらべ

童話作家・九十九耕一のブログ

新橋・烏森神社

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 新橋と言えば「サラリーマン憩いの街」というイメージがある。ボリュームあるランチとか、お手頃価格の居酒屋さんとか。
 そんな街にあって、烏森神社は最近人気のスポット。私も、ぜひ一度お参りしたいと思っていた。
 JR新橋駅から、徒歩で5分もかからないところにあるのだけれど、方向音痴の私は地図を読み違え、ちょっとだけ迷ってしまった。だって、神社と言ったら木々でこんもり緑のイメージがあるのだけれど、烏森神社は居酒屋の細道を抜けたところに突然現れる感じなのだもの。

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 変わった形の鳥居をくぐると、右手にあるこれが手水舎だろうか? 柄杓はありません。神社の縁起が書かれています。平将門の時代には、すでにあった神社らしいです。

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 狛犬というか、どちらも獅子かな? タテガミが立派ですねー。

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 階段を昇り、拝殿でご挨拶。祭神は倉稲魂命(うがのみたまのみこと)、天細女命(あめのうづめのみこと)、瓊々杵尊(ににぎのみこと)。
 天細女命と言ったら、天照大神が天岩戸に隠れたときに、その前で踊った神様ですね。じつはお参りに行く2日前、ラジオの、変わった曲を紹介するコーナーで『アメノウズメのルンバ』という曲を聞きました。これもご縁?
 天細女命は芸能の神様でもありますが、文芸も含まれるのでしょうか? 童話作家としては、含んでいてほしいなぁと思います。

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 階段を降りて右手にくるりと回り込むと授与所があります。ここで御朱印をいただくため、500円を納めたところ、お守り栞と幸飴をいただきました。御朱印の番号札をいただいたら、待合室にいれば呼び出してくれるそうです。
 ここで私、大失敗をしてしまいました! 番号札をもらったので、待っている間に散策に出てしまったのです。あとで受け付けの方に、やんわり注意されてしまいました。番号札は受け渡し間違いを防止するためのもので、それをもらったらいつ受け取りに来てもいいというものではなかったんですねー。受け付けの方が、とても穏やかで丁寧な方だったので、この失敗は痛恨!

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 烏森神社がここ数年で人気スポットになった理由のひとつに、御朱印がカラフルでかわいいこと、日によって限定御朱印があることなどがあるようです。神社のホームページで紹介されているので、ご興味のある方は、ご覧ください。

東京新橋に鎮座する『烏森神社』のHP | 神社祭事、神社に関わる豆知識・境内の様子、季節のお話…などを公開しています。


 余談ですが、新橋は『忠臣蔵』で有名な匠内頭が切腹した地でもあります。切腹場所・田村右京太夫屋敷跡には現在、新正堂という和菓子屋さんがあります。名物は「切腹最中」。ふざけているわけではなく、店主の強い忠臣蔵愛による命名です。新橋のサラリーマンの間では「お詫びの際に持って行く品」として人気NO.1だそうです。

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 じつは私、最中が苦手でして、年に1回くらいしか食べません。この最中がおいしいのはわかったのですが、食べると歯を抜きたいという衝動に駆られるんです。抜かないですけど。
 近くには浅野匠内頭の石碑もあります。烏森神社のお参り帰りに、寄ってみてはいかがでしょうか?

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