続・どんぐりも背くらべ

童話作家・九十九耕一のブログ

小学校の落語講座

 先日、とある小学校で開かれた、小学生対象の落語講座を見学しに行ってきました。講師は上方落語家の、笑福亭笑助さん。
 すでに何回か開かれた講座のようで、すでに「芸名」を持っている子も。「各亭特急」とか「春家夏」とか「校亭うさぎ」とか、小学生らしいかわいい名前。
 初参加の子には、まず名前を考えてあげてました。スヌーピーのトレーナーを着ていた子は「スヌー亭ピー」! これが本人も気に入ったらしく、大笑いしてました。

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「落語を教える」という講座ではなく、「落語の所作で楽しませる」という感じの講座でした。
 例えば「手拭いを焼き芋に見立てて食べてみよう」とか。笑助さんがまず見本を見せ、次に子どもたちが演台に上がってやってみる。ここで、子どもの想像力が光ります。教えていない仕草をやったりするんですね~。焦げた部分を摘み取るとか、剥いた皮を捨てるとか。笑助さんはそういうところを見逃さず「あれ? 今、なにしたん?」と尋ねます。自分の演技に笑ってしまいながら答える子どもたち。見ていて、すごく楽しい講座です。

「麺を食べる」というお題では、笑助さんが「なにを食べる? そば? うどん? ラーメン?」と尋ねると「コシのないうどん」と答えた子が! ニチャニチャしてる感じ、つまむと切れてしまうようすなど、笑いながら演じていました。
 中には手づかみで食べる子も! 大人だと、なかなか「手づかみ」は思いつきませんよ~!

 あっと言う間にお時間となり、子どもたちから「え~、もう終わり~」と不満そうな声があがってました。楽しかったんだね~。

 ほほ笑ましい子どもたちの時間が終わると、お次は大人のほほ笑ましい時間。今回の講座に誘ってくれた友人と、自由ヶ丘駅近くのうなぎ屋さんに。ここは高級なお店ではなく、安くうなぎで飲めるお店。オシャレなイメージの街にあって、下町風の飲み屋さんです。
「カシラ」「キモ」「からくり」「ヒレ」の4種を注文し、まずは熱燗で一杯。たまらんですな~!
「キモの酒蒸し」は、初めて食べましたが、ふっくらしていて、お酒にバッチリ!

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 この後、笑助さんの落語会に行ったのですが、すっかり酔ってました(^_^;)
 笑助さんの演目は『壺算』。江戸落語にもありますが、私はこの話、上方のほうが好きです。
 落語はやっぱり、生で観るのが楽しいなぁ!

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 ここでも焼酎を飲み、すっかりベロベロ。電車で寝過ごさずに、無事に帰れたのは奇跡的!
 


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