新年大阪旅行7 適塾と少彦名神社編
住吉大社に参拝した後はノープラン。ガイドブックをめくり、淀屋橋に行くことに決定。大阪在住の友人Tにメールしたところ「淀屋橋へ?」という反応。とくに見るものはない、と思ったらしい。いえいえ、そうでもないですよ~。
まずは適塾。緒方洪庵が蘭学と医学を教えた場所ですね。
てっきり跡地として碑が立っているだけかと思っていたら、建物がちゃんと残ってました! 資料館にもなっているようですが、残念ながらこの日はお休み。外側からだけ見て回る。
せっかくなので、洪庵先生の蘭学の講義を受けてきました。質問すると穏やかに教えてくれました。
続いて向かったのが少彦名神社。祭神は少彦名命(すくなひこなのみこと)と、「神農さん」と親しまれている神農炎帝(しんのうえんてい)。この神社があるから、適塾もここに作ったのかな? 今ではこの辺りは、薬関係の会社が多いようです。
「神農さん」は、中国の、医薬と農耕の神様。あらゆる草を食べ、薬か毒か、薬ならどのような効能があるのかを調べた方だそうです。それは神様になりますね~。
こんなキャラも!
神社の脇には、神虎が祀られています。コレラが流行ったときに「虎頭殺鬼雄黄圓(ことうさっきうおうえん)」という丸薬を作り、神前で祈祷したところから、虎が祀られたとか。張子の虎をお守りとして求めることができますよ。
ビルの狭間の小さな神社。なのに参拝客は後をたたない。少彦名神社の名にふさわしい雰囲気でした。行ってよかった。