続・どんぐりも背くらべ

童話作家・九十九耕一のブログ

新年大阪旅行5 弓削神社編

 大阪の友人T宅近くには「弓削神社」という立派な神社があります。道すがら「神社に興味がある」と言うと「私も!」と言ってくれ、お参りに連れてってくれました。
 この神社は饒速日命(にぎはやひのみこと)、宇麻志麻治命(うましまじのみこと)、天照大神(あまてらすおおみかみ)を祭神として祀っているそうです。

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 まずは手水舎で手と口を清める。……ん? この柄杓「吹石一恵」って書いてある! 女優の吹石一恵でしょうか? なんとなく吹石柄杓を手に取ってしまう。

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 狛犬も大きくて立派。「吽」の方は頭が尖っているので、「狛犬」「獅子」の配置ですね。

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 この神社は物部氏に所縁があり、弓削道鏡も関係しているのかな? 弓削道鏡は、孝謙天皇の信任を得、法王になった人で、称徳天皇の信任も厚かったようです。孝謙天皇称徳天皇は同一人物。一度退位し、淳仁天皇を経て、再び天皇の座についた女帝。
 称徳天皇の没後、失脚。俗説では「称徳天皇と姦通していた」とも言われている。でも、権力争いの中で生まれた、貶めるための説かもしれません。と言うのは、称徳天皇天武天皇の血筋だけれど、その後即位したのが天地天皇系の光仁天皇、ということなので。
 ちなみに弓削道鏡には「巨根説」もあるようで、江戸時代には「道鏡は すわるとひざが 三つでき」なんて川柳もあったそうです。

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 この晩、友人Tは鴨鍋で歓迎してしてくれました。風邪をひいているというのに、ご馳走を並べて、お酒まで用意してくれて……。ありがとう、友人T!

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 翌朝、もう一度弓削神社にお参り。

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 個人的には、神社は朝の空気の方が似合うと思う。
 友人から「手前の狛犬は新しいもので、奥に古い狛犬がいる」と聞いたので、そちらも拝ませてもらいました。こちらのほうが丸みがあるね。

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 帰ってきてから調べて知ったのだけれど、川向うにも「弓削神社」があるみたいです。友人Tに案内してもらったのは弓削町の弓削神社で、川向うの東弓削町にも弓削神社があるとか。こちらは饒速日命、弥加布都命(みかふつのみこと)、品陀和気命(ほむだわけのみこと)、宇麻志摩治命(うましまぢのみこと)、天日鷲翔矢命(あめのひわしかけるやのみこと)、比古左自彦命(ひこさじひこのみこと)、菅原道真を祀っているそうです。今度行くときは、こちらの神社にも行ってみようっと!


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