続・どんぐりも背くらべ

童話作家・九十九耕一のブログ

トーベ・ヤンソン、生誕100周年

 先日、「トーキョー ノーザンライツ フェスティバル(北欧映画祭)」の出展作である『ハル、孤独の島』と『トーベ・ヤンソンの世界旅行』を観てきた。
 トーベ・ヤンソンと言えば、ムーミンの生みの親ですね。でも、ムーミンは好きだけど作者についてはほとんどなにも知らない、という人は多いんじゃないかな? 私もそうです。今回、この2本のドキュメンタリー映画で、トーベ・ヤンソンがどんな人だったのかを少しだけ知ることができて、とってもよかった。
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 2月11日。この日は出展作が2本立てで観られるお得な日でした。
『ハル、孤独の島』は、トーベ・ヤンソンが1964~1991年の間、パートナーのトゥーリッキと共に夏を過ごした、小さな無人島での暮らしを記録した映画。文字通り何もない島で、静かで楽しく、孤独に暮らしているふたり(あと猫)の生活。こんな暮らしをしていたんだなーと、しみじみ思う。ステキなんです。魚を獲る網を補修したりとか、小屋の近くにテントを張ったりとか。吹き荒れる強風にボートが流されてしまったりとかも含めて。

トーベ・ヤンソンの世界旅行』は、全編楽しい感じのドキュメンタリー。日本のテレビ局に招かれたトーベ・ヤンソン。もらった飛行機の往復チケットを片道チケットーに換え、パートナーのトゥーリッキと共に来日。日本、アメリカ、メキシコを訪れる。とっても楽しそうで、思わず声をたてて笑ってしまう場面もあった。日本で、新装開店の花輪を見て「あれはお葬式の花輪よね」とか言ったり。

 ムーミンには「トゥーティッキ」というキャラクターがいますが、パートナーそっくり! 微笑ましいです。

 すっかりムーミン気分になった相方。iittalaのムーミン・マグを購入。廃盤のため30%オフ!

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 生誕100周年記念マグもあったけど、5250円するので、そちらは断念。

 この日の夕食は、なんとなく北欧っぽく?

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 サンドイッチは、ヴィロンのバゲットに、オギノのパテを挟みました。
 うーん、「北欧」ではないですね……


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