続・どんぐりも背くらべ

童話作家・九十九耕一のブログ

引っ越しのお手伝い

 私の先生が、勤めていた大学を今年度で定年退職。引っ越し準備のお手伝いをしに、節分の日に栃木へ行ってきた。
 この日は最高気温18度。暖かな日で、栗橋駅での乗り継ぎ30分待ちものんびり気分だ。ホームのベンチに腰掛け、缶ビールを片手にぼーっと過ごす。
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 午後3時前に、栃木駅で先生と落ち合う。節分ということなので、コンビニで恵方巻きを買った。
 先生のアパートについて、お茶を一服。
恵方巻きって、なんにもしゃべらないで一本食べるんだって?」
「そうですね」
「そりゃあ、ヘンだろう。やめようや」
 ということで、遅めのお昼は定食屋に行くこととなった。

 戻ってきて、さっそく仕事。今回の私の任務は、本棚の本を、じゃんじゃん縛っていくこと。元古本屋店員なので、お手の物だ。
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 作業開始から30分でトラブル発生。先生が、大学に提出しなくてはならない書類を書き忘れていたことが発覚。急遽、私がパソコンで打ち込むことになった。この作業に1時間くらい費やした。
 作業再開するも、2時間たたないうちに先生の集中力が切れ、またしても中断。残りの作業は翌日に持ち越され、ふたりでぼーっと、つまらない2時間刑事ドラマを見る。
 寝る前に、どうしても気になっていた恵方巻きを、ひとりで食べた。「恵方巻き」としてかったのに、節分の翌日に食べるのでは、どうにも落ち着かない。

 翌朝6時から作業開始。途中、朝食休憩を挟むものの、ガンガン進める。縛った本の束は棚に戻し、スペース確保。
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 こうした作業の合間にも、楽しみはある。文庫本にかかっている、かわいい書店カバーを眺めたり。
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 ただ、気をつけないと、作業が滞る。
 12時半ころ、ようやく終了。ふと窓を見ると、雪がちらついている。昨日の暖かさがウソのようだ。
 駅前のラーメン屋でレバニラ定食を食べている間にも、雪は激しくなっていく。
 もう少しゆっくりするつもりだったけれど、電車が止まっても困るので、14時11分、栃木を後にした。
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 お手伝いのお駄賃。かわいい絵本を2冊。
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