続・どんぐりも背くらべ

童話作家・九十九耕一のブログ

第39回 現代童画展

 ストーリーゲート作品『妖精の影』でいっしょにお仕事をした、切り絵作家のミツマチヨシコさん。彼女の作品が「第39回 現代童画展」で新人賞を受賞した。おめでとう、ミツマチヨシコさん!
 ミツマチさんと出会ったのは、お世話になっているボックスギャラリー・世田谷233だった。ただそのときは作品を見ておらず、会えばなんとなく挨拶する程度だった。
 ある日、手作り作品のフリーマーケット・世田谷アートフリマで、衝撃的な彼女の作品と出会った。
 台の上に、コルク栓をされた小瓶が並べられていた。中には妖精の形をした切り絵が入っている。「妖精の影」と題されたこの作品を見た瞬間、ストーリーがこんこんと湧いてきた。それが『妖精の影』である。小瓶をいくつも購入し、「お話を書かせてください」とお願いしたところ「ぜひ」と笑ってくれた。それから、仲良くさせてもらっている。お酒も好きだし(笑)。
 ミツマチさんの作品はきれいなことはもちろんだけれど、物語を感じる。文字のない童話だと思う。
 そんな彼女の受賞作は、今月8日から、上野・東京都美術館で見ることができる。
第39回 現代童画展
http://www.tobikan.jp/public/m0deqg0000003cvq.html

 楽しみだなー。




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