読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

続・どんぐりも背くらべ

童話作家・九十九耕一のブログ

島根旅行 その4 湯町窯

 

 

 玉造湯温泉からバスでJR玉造温泉駅に移動。
 移動中の車中で、家から焼いて持ってきたパンを食べる。移動に次ぐ移動で食事をしているヒマがない、ということは、旅行前の予定を組んでいる段階でわかっていたので、非常食としてパンを持ってきたのだ。ドライフルーツとナッツをぎっしりと生地に練り込んだこのパンを「パワー丸」と呼んでいる。おいしいし、確かな満足感が得られるパンだ。
f:id:korukun9951:20130613143023j:plain
 玉造温泉駅近くには、相方がどうしても行きたかった「湯町窯」がある。とろりとした黄色のエッグベーカーで有名な窯だ。ここでお皿を買う予定になっている。
f:id:korukun9951:20130617140457j:plain
 店内にはエッグベーカーはもちろん、皿、マグカップ、酒器など、様々な陶器がぎっしりと並んでいる。中にはこんな壺もあった。
f:id:korukun9951:20130617140559j:plain
 くしゃみやあくびをしたら、楽しいアクシデントに巻き込まれそうな壺だ。
 私はここでひとつのぐい呑みを選び、相方は迷いに迷った末、四角い皿を購入。
f:id:korukun9951:20130617141401j:plain
 お会計をお願いすると、品のいいおかみさんが「お時間があれば」と抹茶をごちそうしてくれた。茶碗はもちろん、この窯のもの。嬉しいな~。
f:id:korukun9951:20130617140739j:plain
 ここでは、バスの時間を気にしてじっくり買い物ができないと嫌なので、店を出る時間を決めていなかった。すると皮肉なことに、店を出たとたん、通り過ぎるバスの姿。炎天下の中、次のバスを待つ。まあ、有って無いようなもので、気が向けば宍道湖ほとりの美術館に行き、向かなければ松江をぶらぶらするつもりだったので、とくに焦らない。

 結局、美術館には行かず、夕方の松江を散歩。駅前はこれといって楽しくもないので、「カラコロ広場」周辺を散歩する。
 ここでようやく、地元のものを食べる。
f:id:korukun9951:20130617141521j:plain
 お蕎麦屋さんの「ふなつ」。蕎麦好きの私は、松江では絶対に「松江蕎麦」を食べたかった。2泊3日の間、食事は全部蕎麦でもいいくらいだ。
 蕎麦を待つ間、地ビールで喉を潤す。あ~、ほっとする。
 席からは蕎麦打ちのようすを見ることができた。若い女性が蕎麦を打っている。この店の娘さんかと思ったら、蕎麦打ち教室の生徒だと言う。熱心な方らしく、お店で出す蕎麦を打ち終わったあと、空いた作業場を借りて打っているのだとか。
 見ているうちに、松江蕎麦が運ばれてきた。
f:id:korukun9951:20130617142031j:plain
「松江蕎麦」は、少量の蕎麦が三段の割子に盛られている。そばをつゆに浸けて食べるのではなく、一段目に適量の薬味とつゆをかけて食べる。残ったつゆを二段目にかけ、足らなければつゆを足す、という具合に食べる。最初からそば湯がついているのも、関東の蕎麦に慣れた身には珍しい。
 この店の蕎麦は変わっていて、粉が粗挽きだ。長い蕎麦にはならないけれど、蕎麦の実の粒が残った食感は、初めて体験した。蕎麦ぜんざいもついていて、ちょっと得した気分になる。

 店を出て、またぶらぶら歩く。松江城が見えて、これがまた嬉しい。
 松江駅のロッカーに入れていた荷物を取り、宿へ向かう。「野津旅館」が、今回の旅の根城となる。
 素泊まりなので、夕食を買う。駅から20分ほど歩いたところにイオンがあったので、弁当や惣菜、酒を買った。
 宿に着いたのは8時ごろ。遅いようだけれど、予定通り。貧乏旅行だったので、あんまり期待はしていなかったけれど、きれいな宿じゃないですか! 「狭い」と聞いていた部屋も、ぜんぜんそんなことはなく、快適。
 まずは浴場に行き、汗を流す。小さいながら露天風呂もある。言うことないですな。
 風呂から出たら、ささやかな宴。さっそく買ってきたぐい呑みに、地元のお酒を注いだ。旅の醍醐味。
f:id:korukun9951:20130617142126j:plain
 明日は早くから出発しなくてはならないので、食べ終えたら早々に就寝。
 明日は出雲大社だ~!