続・どんぐりも背くらべ

童話作家・九十九耕一のブログ

生ラー油、仕込んでみました

 もう昨年夏のことですが、知人から、とっても辛いものをいただきました。
ハバネロ」という唐辛子はご存じでしょう。スナック菓子なんかにも使われ、「激辛」の代表みたいなイメージ。
 このハバネロをいただいたのだけれど、その辛さを上回る、最凶に辛い唐辛子「ジョロキア」もいただきました。手袋をして扱わないといけないような、もはや危険物扱いの唐辛子なのです。ペペロンチーノに使ってみたところ、胃の内側からボディーブローをくらったようなダメージを受けました。鼻水が止まらなくなります。
 以来、使いどころを見つけることができず、冷凍保存しておいたのだけれど、一念発起して、生ラー油を作ることにしました。

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 まず、ジョロキアハバネロ、ニンニクをスライスし、しっかり乾燥させます。この作業は夏場よりも、空気が乾燥しているこの時期のほうがいいんじゃないのかな?
 カリカリに乾燥したら準備OK。ハバネロジョロキアはさらに刻み、すりごま、韓国産唐辛子を瓶に入れ、なたね油を注ぎます。ごま油でも、もちろんいいのでしょうが、たまたま友人から、おいしいなたね油をいただいたので、これを使いました。メインの材料がいただきものという幸せ。

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 生ラー油は、加熱して作るラー油と違い、何ヶ月か寝かせないとなりません。食べられるのは、当分先だなー。
 1日1回、よく振るといいらしいです。

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 完成したら、餃子パーティーだな(^O^)


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「Amour du Chokolat!」×『ベルサイユのばら』

 世の中バレンタインムードになっておりますが、ワクワクするのは女性ばかりではありません。おじさんの一部も、ワクワクするのです。
 バレンタインのチョコは、なんといってもパッケージがかわいい。かわいいものが好きなおじさんも、この世にはひっそりと存在するのであります。
 さて、今年の高島屋・バレンタインの祭典「Amour du Chokolat!」は『ベルサイユのばら』とのコラボ!

f:id:korukun9951:20170207100230j:plain『ベルばら』はわりと好きで、宝塚歌劇団の舞台も観に行ったことがあります。
 というわけで、新宿の高島屋に行ってきました。

 2階入り口のショーウィンドウから、高まるものがあります。

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 一歩店に足を踏み入れると、さらに高まる展示が!

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 舞踏会でオスカルが来たドレスが再現されてる! オスカル、唯一の女装(?)のときのドレスです!

 さあ、気持ちがすっかり高まったところで、11階の会場へ。
 まず手に入れておきたいのが、カタログ。無料でもらえます。カタログには池田理代子描き下ろしの『ベルばら・番外編』が載っているのです。高島屋のアプリをダウンロードすると、さらにもう1本、別のお話も読むことができます。

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 カタログも無事に手に入れ、チョコを見て回ることに。この日は土曜日だったこともあり、たいへんな混雑! なかなか前へ進めません。それでもなんとか、ひと通り見てきました。
 やっぱり、きれいだし、かわいいですね~! 心も脳も刺激されます。
 ミュシャの缶のチョコを1個購入しました。

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 さて、会場には撮影スポットもありました。ここはひとつ、ベルサイユ宮殿に招かれたつもりで、1枚撮っておくしかないですね。

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 うーん、そぐわない……。
 こちらには、マリー・アントワネットをイメージした感じのドレスなども展示されていました。

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 余談ですが、近所のスーパーで『ピーター・ラビット』の缶入りチョコを見つけたので、こちらも購入しました。本を開いた形になっているのが、かわいいでしょ?

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 いやー、バレンタインって、楽しいですね! 思春期のドキドキを脱すると、こうした楽しみを味わえるようになるのです。


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日本橋・福徳神社

 正月三日、日本橋に出かけることになったので、福徳神社に初詣に行ってきました。COREDO室町にある、小さな神社ですが、初詣の参拝客でにぎわっていました。

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 新しい神社のように見えますが、御由緒によれば、貞観年間(859~876)には鎮座していたというのですから、相当古い神社ですね。「芽吹稲荷」とも呼ぶのかな? いただいた御由緒のプリントには「芽吹稲荷」の文字もありますが、とくに註釈がないので不明。
 稲荷神社ですから、主祭神倉稲魂命(うかのみたまのみこと)。相殿として天穂日命(あめのほひのみこと)、大己貴命(おおなむちのみこと)、少名彦名命(すくなひこなのみこと)、事代主命(ことしろぬしのみこと)、三穂津媛命(みほつひめのみこと)が、合祀として弁財天、太田道灌徳川家康が祀られているそうです。

 行列かちょちょっと抜け、手水舎で手と口を清め、またちょちょっと戻ります。でも、見ていると、行列の7割くらいの人は、清めずに参拝してしまうようですね。知ら愛のはしかたないとして、清めてる人もいるのだから、見よう見まねでもいいから、作法に則るべきなんじゃないかなぁ?

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 ここの神狐は、宝珠と鍵をくわえていました。

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 新年のご挨拶を済ませ、おみくじを。さてさて、どんなお言葉がいただけるのでしょう?

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 末吉! えー、おみくじに順位をつけるなら、大吉、中吉、小吉、末吉、凶、大凶だそうでして……。順位的にはあまりよくないのでショックを受けますが、内容をよく読むと、そうでもないです。例えば「願望 気長に構えるべし いずれかなう」とか「学問 全力を尽くせ 今なら開花する」とか「病気 心穏やかに 治る」などなど。気になることと言ったら「対人 疑念を抱かれる」くらいでしょうか。
 おみくじは木の枝や、それ用に張ってある紐に結んで帰る人もいるようですが、私は新年最初のものは財布にしまって、1年間持っていることにしています。

 社務所に御朱印をお願いしたところ、40分ほど待つと言われました。この混みようですから、それもそうでしょう。

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 ここは幸い、待ち時間の間に見て回れるところがたくさんあります。お隣のCOREDO室町を探索。1階ににんべんのショップがあり、お出汁を100円で飲めるので、ちょっと1杯。塩と醤油で味付けをしてすすると……うまっ! なんだか、力が湧いてくる味だなぁ。

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 なかなか楽しい初詣でした(*^_^*)


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2017年年賀状

 あけましておめでとうございます

 今年の年賀状、酉年ということで、このように刷りました。

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 今年も、縦書きのお正月っぽい短い文章を添えました。行頭と行末の赤い文字を左から右に読むと「あけまして とりのこえ」となっています。

 童話作家・九十九耕一。豆本作家・つくも堂まめ本舗。
 本年もよろしくお願いいたします。

 


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ようこそ! セツコの部屋へ

 12月19日、池袋コミュニティ・カレッジの講座「ようこそ! セツコの部屋へ」に招かれ、イラストレーター・田村セツコさんと対談をしてきました。

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 田村さんとは、ストーリーゲートで知り合いました。「ストーリーゲート」とは、ネットで見せる紙芝居のようなサイトです。私も田村さんも、そこで作品をいくつか手掛けております。
 そのサイトの試写会の際、初めてお会いしました。そのときは『トゲなしサボテン』が上映されたのですが、田村さんがとても気に入ってくださって、たまたま持っていた同作の豆本をお渡ししたのが、ご縁の始まりです。

「ようこそ! セツコの部屋へ」は、毎回ゲストを招いて、田村さんと対談する講座です。
 僭越なことですが、田村さんとは、どこか同じ匂いを感じています。いたずらっぽい要素を、多分に含まれた方なのです。

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 せっかくなので今回、受講された方々に、豆本作りを体験していただきました。
 いつもはカッターやハサミでテキストを切るところから始めるのですが、今回は時間短縮のため、あらかじめ切ってあるものを用意しました。

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 カメラの設定がなんだか変わってしまったらしく、暗い写真になってしまいました(^_^;) でも、雰囲気は明るかったですよ。

 対談では、童話創作について、豆本作りについて、「いたずら心」は大切、といった話になりました。みなさん、メモを取りながら聞かれているのには、驚きました。メモを取るに値する話ができていたでしょうか(汗)。
 いろんなタイプの豆本を持ってきたので、それも見てもらいました。豆本に興味を持ってくれるといいな~。

 クリスマスも近いので、ささやかなプレゼントを用意していきました。中には折り本式の豆本が入っています。喜んでもらえて、よかった!

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 講座の後は、田村さんにちょっと飲みに連れていってもらいました。
 そこには出版社の編集長も来ておられました。田村さん、なんでも4月に新しい本を出版するらしく、その追い込みで忙しいらしいのです。
 私は他の方々と別のテーブルでおしゃべりしていたのですが、田村さん、ちょいちょいこちらにやってきてくれました。打ち合わせ、大丈夫だったかな?(^_^;)

 手塚治虫記念館で開催中の「マルチクリエイター 松本かつぢの世界展」のフライヤーをいただきました。絵は田村セツコさん。じつは松本かつぢさんは、田村さんの師匠なのだそうです。「くるくるクルミちゃん」は、田村さんに大きな影響を与えたそうですよ。
 この展示は、来年2月20日まで開催しています。ご興味のある方は、行かれてみてはいかがでしょう?

www.city.takarazuka.hyogo.jp

 


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東逸子個展 ヘルシニア~光の残響~

 東逸子さんの個展を観てきました。

東逸子 個展 ヘルシニア~光の残響~Kanon des Lichts der Hercynian


 東さんの絵には、いつも、はっと心をつかまれます。
 初めて原画を観たときは、絵と私の間に、時間とか空間とかが消えてしまったみたいでした。
 私はお話を紡ぐ者なので、物語が見える絵に惹かれます。これは私個人の感覚なのですが。具体的に物語が浮かんでくるということでもなく、物語の音が聞こえると言うか、空気を感じると言うか……。
 東さんの絵は美しい。細密。でもそれだけではなく、私の奥のなにかが揺さぶられる感じがするのです。描かれたまつ毛の一本一本が愛おしくなるような、遠くに描かれた星の一粒を懐かしく感じるような、不思議な感覚です。なにか、音が聞こえます。
 興味を持たれた方、どうぞ観てください。



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ミスドの袋でブックカバー

 ミスター・ドーナツの紙袋でブックカバーを作ったらかわいいだろうと、前々から思っていました。でも、ドーナツ入れたら、油染みがついちゃうので、今まで実行できずにおりました。
 でもね、少しだけ勇気を出しましょう。ドーナツを買うついでに、「紙袋、1枚いただけませんか?」と、店員さんにお願いしたところ、快く譲ってくれました!
 今回は、客席で、道具を使わずに済むブックカバーの作り方を紹介します。

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 カバーをかけたい本を持って行くといいですね。
 今回はB6判のハードカバーの単行本を持って行きました。

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 まず、袋の底を、丁寧に開きます。

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 次に「株式会社ダスキン」と書かれている側の袋側面の中央を、ビリビリと破きます。こちら側の側面部分は捨ててしまうのですが、まず中央を切り裂いておくと、作業がしやすいです。

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 続いて、今破いた側の側面の折り跡部分を爪でよくしごき、丁寧に破いていきます。側面部分を、完全に取り除いてしまいましょう。

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 袋の底部分を、本体折り跡から、だいたい35mmくらいのところを折り、爪でしごいて、丁寧に破り取ります。

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 ここまできたら、もう完成したも同然!
「mister donut」のロゴの下の折り目と、本のカバーの下部を合わせます。背の中央も合わせましょう。
 しっかり合わせたら、紙袋の上部を折って、本のカバーを包みます。

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 本の本体と合わせたら、できあがり! 背の赤が、いいアクセントになっています! スヌーピー好きでなくても、ちょっと嬉しいブックカバーじゃないでしょうか?

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 「mister donut」のロゴもかわいいでしょ?

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 ミスドの紙袋には、もうひと回り大きいものもあります。私は知らなかったのですが、店員さんが親切で気の利く方だったので、そちらもくれました。オレンジなんですね。たぶん、スヌーピー・コレクターだと思われたのでしょう。コレクターではないけれど、気持ちが嬉しいな。
 こちらの紙袋は、A5判の本のブックカバーにいいようです。

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 作り方は同じで、こんな感じになります。

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 さあ、本をかわいく着飾りましょう! あんまりお金もかからないし!

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 余談ですが、今回紙袋をくれた店員さんは本当に気の利く方でした。私はカフェオレ、妻はロイヤルミルクティーを注文したのですが、ささっとわかりやすくしてくれました。
 こういう気遣い、嬉しいな~(*^_^*)

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